連日、36度を超える日々。
「言いたくないけど、暑いよね。ハァ〜」とため息をひとつ。
今年は梅干しも作らず、梅仕事は無しのつもりだったが、娘が職場で梅1kgをいただいてきた。

庭で採れたものらしい。
「それじゃ」と、氷砂糖1kgと合わせて梅ジュースを仕込んでみた。ただガラス瓶に入れただけなので大したことないのだが。

これだけ暑いと、日々の食事も塩分を欲するようになり、ついつい濃い目の味付けを美味しいと感じるようになる。
生キュウリにはたっぷりのアジシオ。味噌汁の味噌も多めが美味しい。
朝食も塩分のオンパレード。

高菜漬け、ゴマ昆布、塩キュウリ、ぬか漬け、納豆、濃い目の味噌汁。
夜もエアコンなしで寝ているので、汗びっしょりになるので、毎日、布団を干している。
一度あまりに暑いので冷房を入れたら、涼しくて快適だったのだが、どうも睡眠の質が悪くて、朝起きたら寝たはずなのに体がぐったり。元々の体質にもよるだろうけど、「暑くて全然眠れなかった」と言っているくらいの方が不思議と体調がいい。実際はどっちがいいのか判らないが、水分をしっかりとって、いっぱい汗かいて「暑い暑い」言いながら、「全然眠れない」言いながらも、きっと深く眠っている時の睡眠の質は自分に合っているのかなって思ったりする。

専門家の先生の言葉も参考にはするが、自分の体がああしろ、こうしろと言ってくる方を優先している方が調子が良い気もする。キュウリやトマトやスイカをたくさん食べたくなるし、塩分の多いもの、それとコッテリとした揚げ物も食べたくなる。水も飲みたいだけ飲むし、お茶も飲む。
頭で考えずに身体の欲するままに生きていることが心地いい。
体を動かせば、あちこち痛いし、あちこち痒いし、無理すれば体に叱られるし、動きも悪いし、騙し騙しどうにかポンコツになった体と付き合っていくしかない。
と、嘆いてばかりだが、実際はなんだかんだで痛くなる歩ける喜び、自分の足でいろいろなところへ行ける喜び、美味しく食べられ気持ちよく排泄できる喜び、美しいものが見えること、澄んだ音が聞こえること、芳しい香りを楽しめること、好きなものに触れられること、美しい記憶を辿れること、考えることができること、悩むことができること、そんな「生きている」という実感があることに喜びを感じられることがうれしい。
若い頃はそれが当たり前で喜びでもなんでもなかったが、この歳になるとすべてが「ありがたいことだな」と思える。
今日もありがとう。
ウチにバイク(スクーター)で来る年配のお客さん曰く、暑いからってバイクに乗らない奴は本当のバイク好きじゃない!とか言ってます、精神論でバイクは乗れません、気を付けないと熱中症で死ぬし・・・
Akiさん
同感です。「雨だからと竿を出さないのは本当の釣り好きじゃない」とか「土砂降りでもゴルフに行く」「嵐の日こそサーフィン」とか。どの世界でもそういうのありますよね。確かに雨の日でもコアユ釣りに行ったけど。楽しい時は槍が降ってもやりたくなる気持ちもわからなくないです。
>あちこち痛いし、あちこち痒いし
⇒同感です。
しんちゃんママさん
ですよねー。同輩と喋っていても、それの確認することが多いです。「あちこち痛いけど、お前はどうだ? そうか、俺だけじゃなかったんだ、よかったー、みんなそうなのね」みたいな。(^_^)
ほんとに、失って初めて持ってたことのありがたさに気づくことって多いよね。さて還暦。健康も、体力も、富も、それらのマリアージュによる自由も喪失するモードに入ってきます。ありがたさを感じられる人生のクライマックスに突入・・かな。。まだ突入したくないいいいい!!(笑)。子供のころ、さいとうたかお氏(だったっけ?)の「サバイバル」というマンガがあったけどあの中で、サバイバル生活を続けるサトル少年(主人公)の最近の楽しみは「う〇こをすること」という回があって、当時意味も解らなく笑っていたけどアミューズメントなくなるとあれも十分「楽しい」行為なんだろうね。今だとよくわかる。
あかいみさん
>ありがたさを感じられる人生のクライマックスに突入・・
うんうん、そんな感じかもね。色々な人生の謎が解ける時期のような気がする。これは自分の肉体の限界がわかってきたことにもよると思う。
もしも、ある朝起きたら18歳の肉体になっていたら、また人生観がコロって変わる気がする。
「食べること」と「排泄すること」が快感というのも、この歳になって実感してきました。
「快食快便」これだけでありがたいって思えます。