
今にも降り出しそうな雨雲の下、妻と二人しっかりとした傘を持って友人と京都駅で待ち合わせ。
駅前のバス乗り場は、午前9時半だけど長い行列。まだ雨は降り出していないので、バス乗り場を横目に七条通りを東へ歩き出した。

七条大橋で鴨川を渡って、三十三間堂の隣にある「京都国立博物館」へ。遠くの比叡山もやや霞んで見える。

「最澄と天台宗のすべて」
「天台の秘仏・至宝 全国から京都へ集結」というだけあって、見応え十分な内容だった。
国宝がゾロゾロと展示されているのはなかなかすごかった。
今回、私が一番出会いたかったのは、やっぱり男が惚れてしまいそうなくらいイケメンの如意輪観音のこの仏像。

実物は、この写真の数100倍カッコよかった。
写真ではよかったのに、実際に会ってみたらそれほどでもなかったというのも多いが、写真よりも実物の方が何倍も素敵だったというのは人間でも同じこと。会ってみないとわからない。だから面白い。
それと今回驚いたのは、胎内仏をX線で映し出して立体的にスキャンして、それを3Dプリンターで作り出してしまったことだ。分解せずに仏像の中にある仏像をスキャンして、同じものを作ってしまうことが出来てしまうことに驚いた。その仏像の中の胎内仏の中にある仏舎利を入れる器と、その仏舎利まで見事に復元してあった。

現在修復中の延暦寺根本中堂の「不滅の法灯」。でも中の光はおそらくLEDだったかなぁ。
もう一つの収穫は、「木造空也上人立像」。京都・六波羅蜜寺のものが有名なのだが、それは今東京国立博物館に出張中。こちらで展示されていたのは松山浄土寺のもの。パッと見は似ているのだが、お顔が違う。そして、背後からも見られる。六波羅蜜寺では後ろから見ることはできなかったが、今回の東京と京都の展示では後ろ姿も拝見できる。後ろ姿も素敵だった。
これでもかというほど、たくさんの仏像や絵画、そしてたくさんの書。本当にあちこちから掻き集めてきましたというのも大袈裟じゃないほどだった。これで前売り1600円は安い。
午前10時から見始めて、会場を出たのはもう午後1時過ぎだった。
外は土砂降りの雨。傘を両手で持って七条通りを、京阪七条駅まで歩いて電車に乗って三条通りへ。
ここで友人とは別れて、妻と二人。

連休初日ということもあり、寺町通りは若者で溢れていた。

鳩居堂の新店舗も完成していて、とってもおしゃれ。「レターバイキング」という看板が出ていて、とてもそそられたが、今日は寄らずに遅くなった昼ごはんのお店へ。

やっぱり今日も「ローストンカツご飯」。
「和幸」のトンカツは脂も美味しく、ご飯も美味しい。それに味噌汁がしじみなのがうれしい。大満足。
外はまだ大雨注意報が出ていて土砂降りが続いている。
肩から膝下までびしょびしょになって午後4時過ぎに帰宅。12,000歩。よく歩いた。
昨日は大荒れでしたねー昼前から降りだした雨のピークは夜10時くらいだったけど、明け方にかけての風の音で何度も目が覚めたかな、これだけ荒れたGWあまり記憶ないかも…
Akiさん
そちらも大荒れでしたか。地震かと思ったら突風だったって言うくらい家が揺れました。
そして、土砂降りでも京都は若者であふれていました。
『最澄と天台宗のすべて』というテーマを見ただけでワクワク。
延暦寺から分けられた山寺(立石寺)の『不滅の法灯』は2回、拝ませていただきましたが、延暦寺の『不滅の法灯』はまだ。。。ぜひぜひ、伺いたい。
>木造空也上人立像 ⇒上野に出張中ですね。六波羅蜜寺でお会いしました。参拝者がお嫁ちゃんと2人だけだったので、ゆっくり拝見できました。(正面のみ)
松山浄土寺の木造空也上人立像ですか・・・。検索したら、四国88ヶ所だぁ!松山は道後温泉の記憶が強烈で、浄土寺の記憶に残っていません。
しんちゃんママさん
延暦寺の根本中堂は2026年まで修理中ですが、今でも拝観は出来ますし、修理中ならではの見学も出来ます。
木造空也上人立像は六波羅蜜寺でお会いされてましたか。東京では後ろ姿も拝めるようですよ。(^_^)
浄土寺は88ヶ所でしたか。