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「鈴木敏夫とジブリ展」@京都文化博物館

投稿日:

 京都の地下鉄「烏丸御池駅」から地上に出ると、いつも東西南北が分からなくなる。東山連峰が見えればすぐわかるのだけど、ここはビルばかりで山が見えない場所だし、曇り空でお日様も見えない。また今日も迷いそうになった。

 三条通り沿いの京都文化博物館。ここはいつも気になる展示をしてくれるお気に入りの場所。今回は、映画のプロデューサーであり、雑誌「アニメージュ」の創刊から絡み、ジブリの映画全てにからんでプロデュースしてきたすごい人、鈴木敏夫氏ご本人の企画展。

 鈴木氏が、どんな生い立ちで育ち、どんな状況でどんな本を読んで、どんな漫画を読み、どんな映画を観て、そしてその土台を元にどんなことを考え、どんなことをやって、どんな人と付き合い、どんなやりとりをして、どんなものを作ってきたか。それが時代背景と共に展示されていた楽しい企画展示だった。

 昭和23年生まれ。団塊の世代。第一次ベビーブーム。ちょうど映画「ALWAYS 三丁目の夕日」の時代に小学生だったという感じだろうか。手塚治虫の漫画を読み、大学時代は東京で学生運動に引き摺り込まれそうになり、あらゆるバイトをたくさんやりながら、その時のたくさんの出会いで運命が変わっていく。

 作った映画は「風の谷のナウシカ」に始まって、「シン・エヴァンゲリオン」まで数多くの誰もが知っているほぼ全てのジブリ映画やその他の映画にも関わっている。

 特にこの展示ではジブリに関して、ナウシカの時はこうだった、トトロの時はこんな大変さがあった、と回想するようにその時のことをたくさんの資料を元に解説してあった。

 鈴木氏直筆の「書」もとても魅力的で、額装された鴨長明の好きな一文があったのはうれしかった。

「行く川のながれは絶えずして、しかも本の水にあらず。よどみに浮ぶうたかたは、かつ消えかつ結びて久しくとゞまることなし。」

 そうだった、ジブリと方丈記はかなり縁があったのだった。10年前にはこんなイベントもやっていたのだった。

『定家と長明』展 スタジオジブリが描く乱世

8000冊以上の蔵書を並べたスペース。「カオナシ」と共に本の背表紙だけ見ているだけで楽しい。「あ、これ読んだことある!」という声があちこちから聞こえる。 あらゆる分野の本が並んでいて、小さな図書館にいるようだった。

 本と本の隙間には、ちょっとした人形やら小物雑貨も置かれて、それを見るだけでも楽しい。

 撮影できる場所は、ごく限られたスペースだけなので全体のイメージとは違うのだが、もっともっとゆっくりとじっくり見てみたい展示であった。それでも2時間かけて見ることができた。

 三条通りを歩いて新京極へ。

 コロナの2年間で新京極はかなり様変わりしていた。

 「あの店がなくなってる!」「こんな店あったっけ?」と妻と喋りながら歩いていた。

 好きなブランド「BEAMS」が出来ているし、その隣にまさかの「くら寿司」。

 妻と二人で回転寿司に入るのは初めてかもしれない。今日はトンカツじゃないというだけで珍しい。

 階段で地下へ降りていくと、ホテルのロービーみたいにやたらと広い待合室。入り口で整理券を取って番号を呼ばれるまで待つ。

 機械に番号を呼ばれて、画面のタッチすると座るべきコーナーの番号が書かれた紙が出てきて、そこへ自分たちで歩いていく。まだ店内に入ってから店員さんとは一度もやりとりしていない。

 暖簾で仕切られた半個室に入って、お茶を自分で用意して、あらかじめ自分のスマホにダウンロードしてあったくら寿司のアプリから注文できる。もちろんテーブルに置いてある画面からも注文もできる。

 まず今日は580円のランチ(茶碗蒸し付)。

 9貫の握り。

 近頃、目は欲しがるのだが、思ったほど食べられないのが残念。これで580円ってハンバーガーより安いんじゃない?って思ってしまう。追加で数皿食べたが、もうお腹いっぱい。

 会計ボタンを押すと、画面に料金が表示されてOKを押せば、あとは最初の席番号の紙を持って会計コーナーへいき、セルフレジで会計を済ませて完了。

 なんとここまで一度も店員さんと接していない!

 「昔は・・・」なんて、言いたくないが、寿司屋の大将と「最初は光ものから握ってもらおうかな」なんて会話しながら食べていた高級な料理が、誰とも接することなく580円で食べられるなんて驚きだ。

 これからはこういう時代になるのだろうか? これが我らが求めていた便利で清潔で安全安心な外食なのだろうか。色々と考えてしまった。でも、お寿司は美味しい。(^_^)

 新京極を四条通りまで、そこから河原町通を北へ上って、大きなLOFTで文具やらファッション雑貨やら見て、それだけで美術展みたいだった。ファッションコーナーはあまり行かないけど、今日は妻とユニクロへ。「近頃はメンズのTシャツとかの丈感がいいのよねぇ」とか言いながらメンズのシャツを物色。

 河原町通りを三条通りまで歩き、三条京阪へ東に行く歩道。いつの間にか歩道が広くなっていてとても歩きやすい。コロナの間に工事して拡張したようだ。色々と変わっていて驚いてばかりだ。

 LOFTを見ている間に激しい豪雨があったようで、道路はかなり濡れていた。三条大橋から四条方面の鴨川を見ても、河原にいつものカップルは誰もいなかった。

 グッズはほとんど買えなかったけど、甘いモノを少々。

 茶色の包装紙を取ると、

 ほれ!

 箱だけでもステキ。

 いつもの箱はこんな感じ。この箱も好き。

CLUB HARIE

 ご存じ、「CLUB HARIE」の〜

 バームクーヘン。

 久しぶりで美味しかった!

-ひとりごと, スイーツ・デザート, 出来事, 美術展

執筆者:


  1. Aki より:

    回転すしは行く度に何か変わっているよね、なかなかついていけません。
    くら寿司はお皿をあそこに入れちゃうので、皿数さえ数えに来ないのですかぁ、
    着座の発券から無人の会計まで慣れないと判らないよね、年配の方々は戸惑うよねぇ

    • KURI より:

      Akiさん
      >回転すしは行く度に何か変わっているよね、なかなかついていけません。
       ホント、おっしゃる通り。お店によって支払う方法も微妙に違うので戸惑ってばかりです。
      昨日のくら寿司は、食べた皿をあそこに入れるのは一緒ですが、あそこに入らない皿や器も勝手にカウントしていました。うちの近くのくら寿司は、会計ボタンを押すと店員さんが来てくれて、ビールとか丼ものの数を数えて「これでよろしいでしょうか?」って感じでしたが、昨日のくら寿司はそれさえなかったです。聞こうと思えば店員さんはあちこちにうろうろしているのでいつでも聞けるのは安心ですけど。

  2. カラス より:

    歴史、文化、芸術など文化的催しが多いこと、大変羨ましく思います。
    江戸から京都を外して日本の歴史・文化を語ることができないことは、現代においても変わりない。
    義経殿は奥州に追いやられ没する。そんな寂しく荒廃した地域は、いつまで経っても陽が当たらんのです。

    • KURI より:

      カラスさん
      私も以前は北関東に住んでいましたので、おっしゃることはよ〜くわかります。同じ日本に住んでいて、どうしてここまで違うのかと正直「ずるい!」って思いました。
      こちらに引っ越してきて、一番うれしかったのはやはり「京都が近い」ということ。歴史好きにはたまりません。そして、大好きな美術展やコンサートをすぐ近くでやってくれる。
      昔も今も、京に憧れ、そこに住んで水が合わず出ていく人や訳あって出ていく人の多さを実感します。昨日も新京極という有名な商店街を歩いていて、その新陳代謝の激しいことを目の当たりにしました。
      それだけに今は、鴨長明さんが方丈記に記したことがとても実感できます。

  3. しんちゃんママ より:

    クラブハリエとトトロ、夢のコラボだぁぁぁ。我が家はテレビの脇に、小さいトトロが鎮座。クラブハリエも食べたいし・・・。

    • KURI より:

      しんちゃんママさん
      この箱だけ売っていないかな?って思ったくらいでした。シンプルで素敵なデザイン。箱好きな妻はしっかりキープしていました。(^_^)

      • 匿名 より:

        >しっかりキープしていました
         →わが家は領収書入です。街でクラブハリエの紙袋を見かけると、食べたくなります。パブロフの・・・です。

        • KURI より:

          しんちゃんママさん
          >街でクラブハリエの紙袋を見かけると、食べたくなります。
           わかります! 
           京都のお店もおしゃれな紙袋が多くて、捨てられなくて困ります。

  4. アプリ より:

    くら寿司ってそんなに全国展開していたって知らなかったです。まあ、CMもしてますものね。この前、友人と都内のガストにタッチパネルからの注文、なんだか、味気ないですね、まあ、コロナ対策では非接触が望ましいのでしょうが。しかし、席まで指定されるとはね。それで、最後はセルフレジですか。新京極もお店の入れ替わりがあるのですね。

    京都、錦市場で見て歩くのが好きです。幸福堂のごじょうぎぼし最中が好きで行ったときに何度か買ったことがありますが、最近は時間がなくて行けてません。ネットでも買えるみたいですが、こういうのは現地から買ってかえるのが楽しみなのです。

    クラブハリエのバームクーヘン、美味しいですね。箱のキープわかります。
    ここも、現地に行ってみたいと思いましたが、近江八幡まではなかなかむずかしいです。

    • KURI より:

      アプリさん
       新京極や寺町通りのお店の入れ替わりは激しいです。いい意味でも悪い意味でも流行の先端を突っ走っている感じです。伝統を大切にする街というイメージよりも、老舗の方がぶっ飛んでいるから面白いです。
      >こういうのは現地から買ってかえるのが楽しみなのです。
       わかります。生八橋をネットで注文して食べても「なんだかなぁ」って思いますもん。
      お菓子の箱とか缶とか取り合いになりました。
      昔ならヨックモックの缶とか風月堂のゴーフルの缶とかお煎餅の缶とか、ペンケースや宝物入れとかにしました。(^_^)

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