湖岸を散歩している時には、イヤホンで音楽を聴いている。ここ数日は松田聖子さんの古いアルバム。
「風立ちぬ」という曲の歌詞に「風のインクでしたためています」とあった。
「したためる」って漢字でどう書いたっけ?と考え込んだ。

とりあえず、散歩中だったのでスマホに「したためる」とメモをしておいた。
帰宅してから調べてみたら「認める(したためる)」と。ちょっと意外な漢字だった。
「みとめる」としか読めなかった。
「したためる」には、4つほど意味があるようだ。
1、書き記す。
2、食事をする。「夕餉を認(したた)めに階下へ下る頃は」
3、整理する。処理する。
4、支度する。
この歌詞の「風のインクでしたためています」は、この4つの意味の中の「1」の意味である「書き記す」だと思われる。
参考までのその前後の歌詞を少し引用してみる。
冒頭が、いきなりサビから入って
風立ちぬ 今は秋
今日から私は 心の旅人
と始まる。
続いてAメロ
涙顔 見せたくなくて
すみれ・ひまわり・フリージア高原のテラスで手紙
風のインクでしたためています
そして、こう続く。
SAYONARA SAYONARA SAYONARA
これは彼との別れの曲。彼の胸に戻りたいけど戻れない。これから自分は一人で強く生きていくと、心に決める。
この歌詞の中で、「書く」や「書き記す」でなく、「綴(つづ)る」でもなく、
「したためる」にしたのか?
おそらく、上記「したためる」の「3」の意味である「整理する」「整える」という意味合いが強いのではないかと推測する。
この悲しい出来事を心の中で整理して整え、腑に落としてから次への一歩を踏み出す。そういう意味での「したためる」という言葉を使ったのだろうなと感じた。
作詞は松本隆氏、作曲は大瀧詠一氏。名曲です。
この歌は、おそらく彼との別れを歌っていると思うのだが、聴いているとついつい思い浮かべてしまうのは、亡くなった母のこと。首に巻いた赤いスカーフ姿を思い出して、散歩中につい涙してしまう。
多分、この手紙を送らない、という心情を表現するのではないかと思います。
この曲を聴いた時の想いを思い出しました。
一般人さん
この曲、1981年リリースなんですねー。41年前の曲ですよ。なんだかびっくりですよね。(^_^)
本文に関係なくてゴメン。一世を風靡した「聖子ちゃんカット」!! ヘアスタイルにはなんの知識もないがあの形を維持するのってすご~~く大変そうな気がするんだけど。しかも最盛期の彼女なら、一日数時間の睡眠以外は常に人目にさらされていたんだろうから本人も、スタッフ(メイクさん)もほとんどあのヘアスタイルの奴隷状態だったんじゃないでしょうか(笑)。松田聖子に聖子ちゃんカットをさせた人々の奮闘記で、プロジェクトX(古!)できると思うぜ。
あかいみさん
考えてもみなかったけど、確かにそうですよね。小学生の頃は、麻丘めぐみのストレートのロング。続いて松田聖子の聖子ちゃんカット、続いてキョンキョンのショートヘア、そして、アイドルじゃないけど「タッチ」の浅倉南のヘアスタイル。学生時代はずっとキュンキュンしていました。