お金で苦労した人は、「お金は大切よ」と教える。
学歴で苦労した人は、「なんだかんだで学歴がすべてだ」と教える。
就職で苦労した人は、「何か一つでも手に職を持っておいた方がいい」と言い、
パソコンが出来なくて就職できなかった人は、「パソコンは絶対に覚えておいた方がいい」とアドバイスするし、
自分の美醜を嘆く人は、「ヒトはほぼ見た目で決まる」と思い込む。
体の弱い人は、「健康こそすべて」と思うだろうし、
周りの人に助けられた人は、「人との絆が大切」と感じ、
周りの人にことごとく踏みにじられた人は、「信じるものは自分しかない」と思うだろう。
「あなたのために言っているの!」は、そんな負の背景があっての強い信念を含んだ言葉なんだと思う。

だから、その言葉は上手に受け流すのがいいのだろう。
巻き込まれることなく、
「ありがとう」と共に、スッと川に流してあげるのがいいのだろう。
