先日観た「シン・ウルトラマン」の主題歌が、米津玄師氏の「M八七」。
え?「M78」じゃないの?と思ったが、「M87」らしい。
米津氏もインタビューで、最初は「M78」と言うタイトルだったと語っている。
当初、昔のウルトラマンの企画の時点では「M87星雲」であったのだが、脚本印刷時に誤記されてそれがそのまま放送されてしまったらしい。それ以来「M78星雲」だったという。
でも今回の映画では元の企画通り「M87」で通している。

M78星雲もM87も、どちらも実在する。M78星雲は、オリオン座の三つ星の一番左の星の少し上の方にある。おそらくそこには「光の国」はないと思うが、夢は広がる。
一方、M87は乙女座にある。この6月だと夜8時頃には南の空に見えている。その乙女の頭のあたりM87があり、その中心には「超大質量ブラックホール」があることで有名なのだ。どのくらい超大質量かというと、太陽質量の65億倍というから、ブルゾンちえみの「35億!」どころじゃない。
先月、「天の川銀河中心のブラックホールの撮影に成功」というニュースが流れた。その時に比較対象としてM87の超大質量ブラックホールの写真まで出てきて、ほら似ているでしょう?と言っていた。
今回の天の川銀河ブラックホールはどのくらいの質量かというと、太陽質量400万倍。M87のブラックホールの65億倍と比べるとかなり小さい感じだが、「太陽質量の400万倍」でもどれだけ凄いのかイメージさえ湧かない。
そのM87は、地球からどのくらいの距離にあるかというと5500万光年。
宇宙戦艦ヤマトが地球からイスカンダルまでワープ航法を使って移動した距離が、14万8000光年だから、イスカンダルより360倍くらい遠い。

望遠鏡でM87を見たとしたら、その光は5500万年前にM87から発せられたものだということだ。5500万年前というと、恐竜が絶滅してから1000万年後くらい。と言われても、やっぱり全然イメージがわかない。
そんな遠くからウルトラマンはやってきてくれた。
今でもよくわからないのは、
ウルトラマンはどうしてあそこまでして、地球人を守ってくれるのだろう?

やはり弥勒菩薩に違いない。
そうに違いない。
描いてみると、その美しさに圧倒される。
天文に興味を持ち始めで初めてM78を知った時、なんでこれを光の国にしたのか、どうせなら上のオリオン大星雲M42にすればいいのにって思っていたけど謎が解けてよかった!
Akiさん
>なんでこれを光の国にしたのか
確かにその通り! なんでこんなにマイナーな星雲?って子供ながらにそう思いました。
>宇宙戦艦ヤマト
→なぜか、しんちゃん出産時、頭の中に〝宇宙戦艦ヤマト〟が出てきました。
出産後、先生と助産師さん(奥様)に話したら、大笑い。
今でも医院跡(柏)を通ると、思い出します。
しんちゃんママさん
出産時に宇宙戦艦ヤマトですか!? 出産経験がないのでわかりませんが、そんなイメージなんでしょうか?(^_^)
宇宙の中の人間は、進化が遅れた微生物のようなものかもしれない。
我々が考えも及ばない超進化生物体が、宇宙のどこからか地球を観察し侵略を狙うことは、想像を超え確信に迫るだろう。
小さな人間同士、領土問題で揉め、殺し合いをしている場合ではない。o(o|o)/
ところでハナシは少し変わりますが
記事内の似顔絵は、キョンキョンでしょうか?^^
カラスさん
私もウルトラマンにとって地球人なんて、興味深い生き物だとは思いますが、自分の命を賭してまで守る存在とは思えない。他の異星人のように侵略して征服するのが当然のように思うのです。
ウルトラマンとは一体「何者」なのでしょうね?
あの似顔絵はお察しの通り、キョンキョンです。(^_^) ありがとうございます。