「なに食べる?」
「なにがある?」
「なに食べたい?」
「何ができる?」
「何か食べたいのないの?」
「なんでもいいよ」
晩ごはん、何にしようかな?
ネタに困ると妻や娘に聞くのだが、
いつもながらそんな会話になる。
思い返せば、亡き母にもそう聞かれて、
そう答えたかもしれないな。
聞かれた方にとっては、どんな食材があるのかも知らないし、
いきなりそう聞かれてもわからないのも当然だ。
だから、
今は冷蔵庫を開けて目に入った食材を2つ3つスマホに打ち込んで、
出てきたいくつものレシピの中から選んだりする。

「肉がいい? 魚がいい?」
「焼く? 炒める? 揚げる? 煮る? どれがいい?」
そう聞かれても、咄嗟に答えるのはむずかしいと思うけど、
今夜のメニューが決まらない時はつい聞いちゃうんだよね。
「今夜、なにが食べたい?」