今ここから

なんだかんだで人生飽きないように好奇心だけで生きてきたけど、こんなんでよかったのかなぁ?と言うブログ。

映画

アニメ「イヴの時間」

投稿日:

「未来、たぶん日本。”ロボット”が実用化されて久しく、“人間型ロボット”(アンドロイド)が実用化されて間もない時代。」

 冒頭に上記の文章が出る。

 人間と見かけ状区別がつかない人間型ロボットが家庭にいて、コーヒーを入れてくれたり、話し相手になってくれたり、秘書のような役目をしてくれる。

 人間と区別するために、頭の上に浮かぶ輪っかを表示させていないといけない。

 命令に忠実であり、犯行は許されないようプログラムされている。

 しかし、そんなアンドロイドにも苦悩がある。

 ある時、高校生である主人公のアンドロイドが、街のある場所に行っていることがわかった。その場所を訪ねてみると「イヴの時間」と言うカフェだった。

 そのカフェでは「この店ではロボットと人間を区別しません」と明記されていた。

 頭の上の輪っかも表示させる必要がないので、誰が人間で誰がAndroidなのかもわからない。

 友人とその店に入ると、そこには主人公のアンドロイドが店員に悩み相談をしていた。

 主人公の気持ちがわからない、と。

 ロボットと人間の違いとはなんだろう?

 人間にも「本能」と言う最初からプログラムされているシステムがあり、

 どうにもならない部分も思う以上に多い。

 ロボットには感情がないというが、もしもそれが押し殺されていたとしたら、

 さて、人間とロボットとの違うは一体どこにあるのだろうかと考えてしまいそうになる。

 観ている最中から、かなり近未来のことだと思うようになった。

 車の自動運転が乗り越えるべきハードルがあるように、ロボットの実用化もそれと同じくらい近い未来と思うばかり。それが楽しみなような、少し怖いような、そう考えさせられる佳作だった。

-映画

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

映画「予告犯」

 高度情報化社会におけるテロリズムを描いた筒井哲也の同名コミックを、生田斗真&戸田恵梨香共演で実写映画化したクライムサスペンス。「白ゆき姫殺人事件」の中村義洋監督がメガホンをとった。ある日、動画サイト …

映画「線は、僕を描く」

水墨画の世界を題材にした砥上裕將の青春小説「線は、僕を描く」を、横浜流星の主演、「ちはやふる」の小泉徳宏監督のメガホンで映画化。大学生の青山霜介はアルバイト先の絵画展設営現場で水墨画と運命的な出会いを …

映画「チアダン」

 ごく普通の女子高生たちによるチアリーダー部が、全米チアダンス選手権大会で優勝を果たした福井県立福井商業高校の実話を、広瀬すず、中条あやみ、天海祐希らの出演で映画化。高校に入学した友永ひかりは、中学か …

映画「遊星からの物体X」

「ハロウィン」「ニューヨーク1997」などで知られるジョン・カーペンター監督が、ハワード・ホークス製作の古典的名作「遊星よりの物体X」をリメイクしたSFホラー。極寒の南極観測基地という閉ざされた空間を …

映画「AWAKE」

「キングダム」ほか話題作への出演が続く吉沢亮が主演を務め、棋士の夢に破れた青年がAI将棋のプログラミングに新たな夢を見いだしていく姿を描いた青春ドラマ。2015年に実際に行われた棋士VSコンピュータの …