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アニメ映画「時をかける少女」

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過去にもテレビドラマや映画で映像化されてきた筒井康隆の名作小説を、初めてアニメ化。ひょんなことから過去へ飛べる「タイムリープ」の力を手にした女子高生の真琴が、過去を何度もやり直していくうちに、人生のかけがえのない時間に気づく姿を描く青春SFドラマ。高校2年生の紺野真琴は、学校の理科実験室に落ちていたクルミをうっかり割ってしまったことをきっかけに、時間を飛び越えて過去に戻る「タイムリープ」の力を手に入れる。その力を使い、男友達の間宮千昭や津田功介とカラオケを好きなだけ歌ったり、野球で好プレイを連発するなど、何気ない日常を思う存分満喫する真琴。何かあってもまた時を戻り、何度でもリセットできる。そんな楽しい毎日が続くはずだったが……。監督はこれまでに「デジモンアドベンチャー」や「ONE PIECE」の劇場版などを手がけ、本作の後に「サマーウォーズ」「バケモノの子」「未来のミライ」などで日本を代表するアニメーション監督となる細田守。キャラクターデザインを「新世紀エヴァンゲリオン」の貞本義行が手がけた。アニメーション制作はマッドハウス。主人公・真琴の声を仲里依紗が務め、真琴の叔母・芳山和子役で原沙知絵が声優初挑戦。2006年の公開時、わずか6館での上映から口コミで評判が広まり、8カ月を超えるロングランを記録した。2021年、細田監督の制作会社「スタジオ地図」設立10周年を記念したプロジェクトの一環で、体感型上映システム「4DX」で公開される。

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「時をかける少女」と言ったら、私にとっては筒井康隆原作で「原田知世」主演の角川映画。ラベンダーの香りでタイムリープすると言った記憶がある。「深町くん」という男の子が出てきて・・・。

 しかし、このアニメ映画には「深町くん」は出てこないが、原田知世が演じた「芳山和子」は出てくる。主人公の叔母として、以前タイムリープした経験者として。

 先日鑑賞した「未来のミライ」に続いての細田守監督作品。こちらもあちらもタイムリープする。

 高校時代よく読んだ筒井康隆氏の作品は、「家族八景」から「七瀬ふたたび」への三部作が特に好きで、テレビドラマにもなったのは本当に大好きだった。当時七瀬を演じたのは多岐川裕美だったかな。それ以来、多岐川裕美が大好きになったほど好きだった。

 この映画では、主人公の女の子は、ふとしたことがきっかけでタイムリープできるようになり、失敗したらすぐに戻ってやり直せば良い、楽しい時間は何度でも繰り返して楽しめば良いと、本当は限りあるタイムリープを使い切ってしまう。しかし、本当に大切なものを失ってしまうことになり、それに気づく時は手遅れになってしまうのだ。

 そんな少女のはち切れた感情がパンパンに膨れ上がっている話。最後まで飽きることなく、楽しめる。細田作品らしい爽やかでキュンとして清々しい映画になっている。

 



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