我が家の廊下は、途中にクランクがある。
直角のカーブが二つ交互に繋がっている。
廊下の幅もそれほど広くなく、大型冷蔵庫がやっと通れるくらい。
引越しの時は、大型家具を運ぶときにこのクランクがいつもネックになった。
冷蔵庫のような形状ならいいのだが、微妙に長い物が難しい。

そして、1歳半の孫がきた時、
その廊下を怖がった。先が見えないからなのだろうか?
歩いて行った人が、曲がった先で消える。
その先に何があるのか分からない。
やっと自分で歩けるようになって、そのクランクの先がわかるようになったらそこまで怯えなくなった。
もうこの家に住んで3年ほどになるが、今でもこのクランクの廊下は慣れない。
ついつい覗いてその先を確認したくなる。
先が見えないと言うことは、何事も不安の一因になるもんだと感じた。