
原作は、あの浅田次郎氏。
ドタバタな楽しいドラマ。
2時間枠だが、映画とは明らかに違う雰囲気。
とにかくノリが軽くて気軽に見られて、飽きずに楽しい。
財務省。 イヤなキャリア公務員の上司(八嶋智一氏)に不正をなすり付けられ、年収1千万の閑職天下りに回されたノンキャリ公務員で主人公の佐藤浩一氏。
自衛隊。隊歴37年でやっと二等陸佐に昇進したが、演習中に視察にきた元隊長が間違って隊員に向けて発砲してしまう事故を起こし、その責任を取る形で除隊し、佐藤浩一と同じ天下り先に来た石黒賢氏。
その天下り先は、全国中小企業振興会と言って、以前に借金を踏み倒してその肩代わりを国にやってもらった人の資料を管理する会社で、仕事はほぼ何もない。
今まで忙しく働いてきた二人に暇ほど辛いものはなく、何もしなくていいのに、過去に借金を踏み倒した経験があり、今では高額納税者でなっている人をリストアップしてその人を訪ねて、過去の借金を少しでも返してもらうように仕向けることをアドバイスするその会社の女性石田ゆりこさん。この石田ゆりこさんはイヤなキャリア上司と金銭的な愛人関係にあり、石田はその関係から抜け出そうとしていた。
幾人かは借金を返してくれることになり、その集まった金が3億円。その金を山分けしようとする3人と、それを横取りしようとするイヤなキャリア公務員の上司(八嶋智一氏)。
最後はスッキリ爽快に終わる。気持ちの良いドラマ。
石田ゆりこさんがいつもながらステキ。浅野温子さんの怪演?もお見事です。