
イギリスでの60分のテレビ映画。
先日鑑賞した映画「マネー・ショート 華麗なる大逆転」と、この映画で、リーマンショックの仕組みがなんとなく見えてきた。
あんなに賢い人たちが、こんな杜撰なことをしながらも権威を振りかざして上流階級に君臨していたのだなと、なんだか色々なことが馬鹿馬鹿しくなってくるようだった。
このドラマは実在の人物を、ほぼノンフィクションで描いているという。知っている銀行や証券会社などがそのまま出てくる。ほんの50分ほどのドラマであるが、必死に観ていないと置いていかれそうであった。
なんとかついていけたのも、その前の「マネーショート」を観ていたおかげかと思う。これを踏まえてもう一度マネーショートを観てみたいとも思った。そして、他の金融に関する映画を見てみようと思う。
恋愛映画よりもよほど人間というものを表現しているような気がする。株のトレードでもそうだが、トレードのテクニックうを身につければ誰でもある程度のところまで稼げるようになる。しかし、そこから先は自分との戦いになるという。欲をかかずに粛々とトレードすれば順当に稼げるものを、人間の中の何かがそれをぶち壊していく。そして自滅していく。
トレードのマシンに成れればいいが、なかなかそこまで達観するには数多くの失敗を繰り返すしかなのだろう。成功続きの人生からは、なかなかその域には達することが出来そうもない。
しばらくはこういった金融関係を楽しもうと思う。