「不老長寿」というのはいかがなもんなのでしょう?
「人生100年時代」なんて言葉を聞くようになったが、まったくうれしいと思わない。それどころか恐ろしい時代になったもんだと思うばかりだ。
老化することなく、「ずっと若い身体で長く生きる」というのなら少し考えてしまうが、それでもそれが幸せかと想像を巡らせてもあまりそんな気がしない。
いつまでも生殖可能時期が続き、子供が次々と生まれて、ずっと子育てが続きそうな気もしてしまう。
夫婦も、子育てが終わってもまだ若いから、また別な人と一緒になって子育てやって、それを何回も繰り返すとか。
子供のいない生活ならどうなるのだろう? みんななかなか死なないから人口は増え続ける。食料も足りなくなりそうだが、働き手はたくさんいるからみんなに仕事が行き渡るのだろうか?
これはいわゆるみんな若い身体であっても違う意味で高齢化社会ってことになるのだろうか?
なんだかうまく想像が働かない。
若々しい身体で元気に働いていても、年齢を聞くと98歳とか。そんなのどうやっても想像ができない。
星新一氏にはそういう話はなかったのかな?
不老長寿の薬が発明されたら、それは幸せなのか?それとも不幸の始まりなのだろうか?
考えれば考えるほどよくわからない。
やっぱり徐々に体も老化して使えなくなったら、次のステージへ行くのがいいのかなって思う。