2016年春に京都梅小路公園内に開館した鉄道博物館。その4年前の2012年には京都水族館も同公園内に開館している。
私が何回か梅小路公園に出かけていたのは、その鉄道博物館の前身である「梅小路蒸気機関車館」には足繁く通った。その目的は動態保存されている蒸気機関車が動くところを間近に見ることができることだった。

今回は、電車好きの孫と一緒に鉄博(鉄道博物館)に行きたい!という鉄女である妻の要望を息子夫婦が叶えてくれたことによる。
開館10分前に到着すると長い列。既に前売り券を買っておいてくれたので、開館と同時にすんなりと入館出来た。中は広くて、それほど密になることもなくあちこち見て回ってとても楽しむことが出来た。
以前、埼玉県大宮にある鉄道博物館に行ったことがあるが、およそその博物館と似た感じあり、それほど迷うこともなく次々とよく出来た展示を見ることできる。子供でも大人でも十分楽しめようになっている。

客層は、30代前後子供連れが多く、そこへおじいちゃんとおばあちゃん。まさしく今回の私たちのパターン。ベビーカーが溢れて、子供の声が響き渡り、「そっち言っちゃあかんで!」という親の声に溢れていた。


トレインビューの席で「関西プレート(1000円)」というメニューを選んだ。冷凍たこ焼きと冷凍焼きそばという残念なメニューであったが、トレインビューは素晴らしく、次から次へと新幹線、貨物列車、東海道の在来線が通り過ぎて行って飽きさせない。
ご飯を食べたら再び元気をチャージされた孫たち。次は一旦その建物を出て、前身である「蒸気機関車館」へ向かう。

動態保存(いつでも動かすことができる状態)されているSL(蒸気機関車)がズラリと並んでいる。そして中央にはターンテーブル(転車台)。ここは以前と変わっていない。

この日のSLスチーム号は「8630」。大正時代に全国で活躍した旅客用機関車。
30分に1回運転されるこのスチーム号。大人300円、3歳以上の子供100円。
ホームがしっかりと出来上がっていた。以前は、客車の部分だけしかホームはなくて、機関車の部分には、すぐ近くまで近寄ることが出来て、間近にその蒸気機関の鼓動を全身で感じることが出来たが、今は近寄ることが出来ない。
その方が安全であるし、水蒸気や黒いススが飛んできたりすることもないので安心ではある。しかし、私としてはそれがとても残念でならない。
生まれて始めて蒸気機関車に接したのが、この「梅小路蒸気機関車館」のここだった。この真っ黒で巨大な生き物が大きな音を立てて、吐き出す蒸気もバケ物の鼻息のようにも思え、とても恐れを感じたものだ。その衝撃がたまらず何回か足を運んでは蒸気機関の近くで一日中何回も蒸気機関車の出入りを観察していた。それがまったく味わえなくなったわけではないのだが、安心安全のために迫力がなくなってしまった。これも仕方のないこのなのだろうな、と少し寂しい気持ちになった。
動態保存されている機関車とそうでない機関車とでは、まったく違う。「生きた動物」と「剥製」くらい違う。
孫を抱っこして動かないSLに近づくと、ペタペタと触って「わーい」とうれしがるが、生きたSLに近づくと「怖い」と言って抱きついてくる。幼い子でもしっかりと生きているものと死んでしまっているものは区別がつくのだと思った。
世代の違う人たちの中に入って、広い館内を巡ってとても楽しかったと同時に、帰宅したらドッと疲れが出て、そのまま昼寝。夜も晩ご飯を作る元気もなく、娘に運転してもらって回転ずしへ。

ランチがアレだったもので、お寿司がとても美味しかった。久しぶりの飲んだビール(小)で十分酔っ払って、この日はウォーキング&ジョギングもお休みして、のんびりゲームしてから布団に入った。
以前撮影したSLスチーム号の動画が見つかったので、今回のものと比較してみました。
まずは今回のスチーム号。車両が違うので比べるのも難しいけど・・・。
↓ 続いて、2014年の動画。
今年は正月の秩父方面と夏場に日光方面とで2回SLと遭遇でした、汽笛の音って意味もなく涙を誘うけどなんなんでしょうね・・・
Akiさん
汽笛は哀愁がありますよね。いつもじわじわ来ます。(^_^)
堀内孝雄の歌じゃないけど、遠くで聞こえる汽笛がまたなんとも涙を誘います。
>梅小路蒸気機関車館
⇒行ったことはありませんが、知っています。
しんちゃんママさん
大宮の鉄道博物館も楽しかったのですが、こちらの目玉はやはりSLでしょうか。一日中居ても飽きません。(^_^)