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なんだかんだで人生飽きないように好奇心だけで生きてきたけど、こんなんでよかったのかなぁ?と言うブログ。

ひとりごと

人間が生きられる場所って

投稿日:

 宇宙飛行士の野口聡一さんの言葉。

宇宙は基本的には死の世界。生きていることは奇跡だと感じた

 よくよく考えてみたらその通り。

 この広い宇宙の中で極々僅かな空間でしか生きられない稀少生物。

 この地球においても、ヒトが衣服など着けずに生きられる場所もかなり限られている。

 水の中もだめ、高いところも、地中でも、暑いところも寒いところも、人が多すぎても、食べ物がないところも、水がない場所も、寒暖差の大きいところ、陽の当たらない場所でも生きていけない。

 宇宙服を身につけていれば一定時間生存可能かもしれないが、スッポンポンで投げ出されて自力で年単位で生きていける場所というのは、想像以上に少ないかもしれない。地球上でそうなのだから、宇宙単位で考えたら、野口さんの「生きていることは奇跡」というのもうなずける。

 地に足がついていない場所では落ち着かないという人も私も含めて多くいる。船の上とか、飛行機とか苦手な人も多い。そんな人は宇宙ステーションや、月や火星で暮らすことなど死んだ方がマシというかもしれない。

 「ゼロ・グラビティ」とかアポロ計画の映画を観て、宇宙でのトラブルシーンを見ていると「絶対に宇宙になんか行きたくない」と切に思う。

 宇宙はこの地上から眺めているのがいい。そして、この地上からその神秘を調べているのが楽しい。小惑星探査機「はやぶさ2」のプロジェクトは素晴らしいし、これからも益々頑張ってもらいたいが、いずれそのハヤブサに乗って小惑星に行きたいか?と聞かれたら謹んで遠慮させていただく。

 エベレストからの眺望は見てみたい気がするが、それじゃ命懸けで登るか?となると話は別。深海も同様。

 それでも、エベレストに登ろうとする人はたくさんいるし、宇宙飛行士になりたい人もたくさんいる。北極、南極を目指す人、各国の最高峰を踏みたいという人も多い。ゆる〜く中間層を漂っていたい私にとっては、人間が生きられる世界の隅っこを確認しに行きたい人はとてもありがたく尊敬に値する。リスクを背負ってその隅っこの限界を調べてくれるのだ。

 いつも書いているように、「その時その場所に立ってみないと見えない世界がある」「そこに立ってみないとわからないことがある」。きっとそれの探究心なのだろうか?

 いろいろな人がいて、それで補い合っているんだなって思う。

-ひとりごと

執筆者:


  1. Aki より:

    雲の写真、飛行機雲なんだろうけど、なぜ鳥のように広がっているのか不思議、見たこと無いなぁ

    • KURI より:

      Akiさん
       不思議な雲でした。右下にあるような雲の一つに飛行機が突っ込んだのでしょうかねぇ? 大きな鳥に見えるところがなかなかいい感じでした。

  2. アプリ より:

    確かに地球上で人間が生きられる場所は限られているし、生物の中で唯一人間だけは衣服を身につけているし、野宿ってわけにはいかないしね。

    人間が武器も作ったわけだし、火を炊いて暖をとったり食べ物を焼いたりは人間だけの行為ではないかしら。

    どうして神様はそんな人間を作ったのかしらなんて思ってしまいます。

    • KURI より:

      アプリさん
       ほんとおっしゃる通りだと思います。人間はどこからきて、どうしてここにいるんだろう?って。たまたまこの環境で生きられるように変化してきただけと言えばそれまでですが、考えれば考えるほど不思議です。

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