
気が向くとこの時期作っている「水無月」という和菓子。
作るごとにレシピが違って本当はどうなのかもよくわかっていない。
今回も中途半端に余っていた粉を混ぜ合わせてみた。
・白玉粉 20g
・もち粉 80g
・薄力粉 100g
・砂糖 150g
・水 200ml
上新粉と白玉粉で作るのが基本なのかな?小麦粉だけで作った時もあった。外郎(ういろう)みたいでこれはこれでアリだった。和菓子屋さんそれぞれに粉の配分はこだわりがあるのだと思う。

ボウルに粉と水を混ぜ合わせて、バットに流し込んでとりあえず3分蒸す。

3分蒸したら、生地がある程度固まるので、その上に自家製のアンコをのせる。これも本来は甘納豆をのせるのだが、買うと高いし、なぜか近所のスーパーでは売っていないので常備しているアンコをのせた。今回のアンコが、アンコと言うより茹で小豆という感じで、水分が多めだったので水分を抜いてから使用した。後から思えば、水分の多い状態で片栗粉を淹れて流し込めばよかった。

アンコをのせて広げて、
その上に、小麦粉を水で溶いたものを薄くのせて表面をコーティング。これのために見栄えが悪くなったので、片栗粉を混ぜた茹で小豆の方が断然見栄えはよかったなぁ。
再び6分ほど蒸し上げた。

ホラァ、やっぱり表面が白っぽくなってしまったぁ。

いつもこんな感じで失敗ばかりだけど、これはこれで毎日が理科の実験のようで楽しい。

バットの下にクッキングシートとか敷いておけばよかっただろうか。バットにくっついてしまって剥がすのに一苦労。結果的にさらに見栄えの悪い和菓子になってしまった。(T_T)
しかし、
いざこれを食べてみると、食感は今まで一番上出来で、味も上々!
もち粉を使ったことで、冷蔵庫で冷やしたら硬くなるかな?という心配も危惧に終わり、冷たくても餅らしい上品な食感を維持できている。小麦粉だけだといかにもB級感が滲み出てしまうが、もち米系が入ると少し高級感が出るのが面白い。
来年は、これと同じ生地で土台を作って、上の小豆の部分を工夫してみよう。

この日も暑い1日だった。
6/30 夏越しの祓えの日に、再チャレンジ。
小豆の部分を改良して、寒天を使った粒あんの水羊羹をのせた感じにしてみた。

どれだけ食べるんだよってことだけど。
水無月を知らない者には、そうゆうモノなのねとしか見えません^^
Akiさん
私もこちらに来て初めて知った和菓子。ういろうの上に小豆をのせたもので、最初に口にしたときはそれほど特記すべき和菓子ではないと思っていました。この時期には和菓子屋さんの店頭にはこの和菓子がズラリと並んでみんなこの季節だけだからと買い求めます。そんな京都の風物詩。作ってみると、京都の和菓子にしては庶民的で素朴な味わい。たくさんある京都の和菓子屋さんそれぞれの店が微妙に違うのをいろいろと食べるのが楽しいです。今年はどこの水無月を食べようかなって感じです。
あしたは夏越の祓ですね。
『水無月』、関東では食べる習慣がありません。
でも、我が家では食べます。
しんちゃんママさん
確かそちらでも販売されていたお店がありましたね。「夏越しの祓だから水無月食べなくちゃ!」って、縁起物にかこつけて甘いモノを食べまくりです。
今回も、「次はもう少し上手に出来ると思う」ということで、今日また作ってしまいそうです。どれだけ食べるんだってことですけど。