
今年の冬は、我が県の北部山沿いでは記録的な積雪となった。
関東の友人からは、「大雪らしいが大丈夫か?」と心配してもらった。
「あぁ、ありがとう。ここは南の方だからほとんど大丈夫だよ」
少しは降ったのだが、道路には積もっていない。

北部山沿いでは、街中でも腰までの積雪だったらしいが、ここは問題ない。
同じ県でも、豪雪地帯もあるので紛らわしい。
私の故郷も、北部山沿いでは雪がたくさん降るが、実家の辺りの積雪は東京と変わりがない。
しかし、関西の人からすると私の実家は、温泉が身近にあって豪雪地帯ってことになっている。
これは私自身だって同じことで、南アメリカって言えばジャングルだって思っているし、アフリカはサバンナと砂漠しかないようなイメージだ。きっとそういうことだろう。
世界は、みんなが勝手に思い描いたイメージで出来上がっていて、それは正しいようで正しくなくて、似ているようで似ていない。
結局どれが本当で何が真実なのかもわからない。
それっぽいのがそこにあるだけなのかもしれないね。