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「伊勢金比羅参宮日記」を含む歴史関係、日々の料理レシピ、乾癬について、山歩き、生活の知恵、5人の子育てなど、多岐にわたる個人ブログです。

ライフシフト

卵や小魚

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 子供の頃は、タラコやイクラ、そしてチリメンジャコなど

 「これを育てたら大きくなるのに、なんでこんな小さいうちに食べちゃうのだろう?もったいない。」って思っていた。

 実際は、それを大きく育てるために、どれだけの餌を与え、飼育するための設備を用意し維持していくことを考えたら、死んじゃう前に食べちゃった方が合理的なのだとわかった。

 家畜は、1匹から何千何万と生まれるわけではないので大切に育てるわけだが、かなりの手間暇がかかる。

 あれだけの餌代と管理費と人件費をかけて育てた家畜の肉でも、安く食べられることは本当にありがたいことだ。

 将来はどんな食生活になるのだろう?

 人工肉の質が上がってきて、調理法によっては食べてもわからないくらいまでに進化したら、

 もう家畜を育てて、屠殺する必要もなくなる

 少なくとも他の動物を殺して自分が生きるという罪深さが少しは解消する。

 植物も動物と一緒だと言えば、まだまだだが、

 それでも大きな進歩になるだろう。

 以前に、本当か嘘かわからないが、何年も食べずに生きている人がいると聞いた。

 最近では「ブレサリアン(気食主義者)」と言って、飲み物以外は口にしないとか。

 ベジタリアンとかビーガンどころじゃない。

 そんなことが可能なのであれば

 生きるためには食べなきゃならぬ。食べるためには働かないといけない。

 という大前提が崩れてくる。

 食べるためだけにお金は使うわけではないので、生きるために現金は必要になってくるが、それでも

 おまんま食いっぱぐれても、生きることはできるというのは心強いではないか。

 それじゃその生き方をやってみれば?と言われたら、

 食べる喜びのない人生なんて、どうなん?とも思う。

 やはり食べることは喜びであり、排泄は快感なのである。

 となると、やはり今の生活をよほどのことがなければ変えないのだと思うし、ベジタリアンやビーガン、ブレサリアンが生きやすいような環境になれば自然とそうなっていくのだろうと思う。

 あの小さな数の子ひとつひとつに、生命があり、魂がある。のだろう。

 チリメンジャコにもそうだ。

 チリメンジャコの中の1匹に注目すれば、その1匹の壮絶なドラマがあるのだろう。それを映画にでもして感情移入してしまうと、もうチリメンジャコが食べられなくなってしまう。

 邪悪な漁師と、美しい海で生まれ育った兄弟たちと仲良く暮らしていたところにいきなり網で掬い取られて、あれよあれよという間に陸上に運ばれて加工されてしまう。

 視点を変えれば様々な正義があって、様々な善悪がある。

 その時代時代で正義なんてもんは、コロコロ変わる。

 いつの時代でも変わらぬものってあるのだろうか?

 松下幸之助翁がおっしゃるように、「人間の本質はいつの時代も変わらない」というのは本当なのだろうか?

 ベジタリアンやビーガンの人にとって、動物性のものを食べることは「悪」であると思うし、日本人にとって咲いている花をちぎって踏みつけたり、小さな虫を容赦無く殺すこともやはり「悪」になる?

 害虫である大量のイナゴを捕まえて食べることは「善」で、殺虫剤や除草剤を撒くことも「善」?

 ある程度歳を重ねると、自分なりの正義の主張が強くなってきて、それが一般的な正義と少し違ってきたりする。でも正義を貫かないと気分が良くない。

 今住んでいる国の、その時代の、その時期に、多くの人が正義であろうと思うことがその人にとっての「大まかな正義」であることが幸せに生きるための要素となる。それが食い違うと、下手すると訴えられて牢屋にぶち込まれる。

 時代が時代なら、酒を飲んでも捕まり、犬を蹴飛ばしても捕まる時代もあったのだ。何もしなくても、ある血筋で生まれただけで虐げられ、生まれてすぐに殺されるなんてこともあった。

 さて、次はどんな時代に、どんな姿で、どんな境遇で生まれ変わるのだろうか?そんなことを考えていると、おちおち死ねやしない。



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