
閉所恐怖症というわけでもないのだが、
地下道と地上の道、どちらを歩く?と聞かれたら、
「地上を歩こうか」と答えるだろう。
雨の日は濡れずに済むから地下道を歩くけど、
晴れた日は迷わず地上のお天道様の下を歩きたい。
いつも東西南北がわかっていた方が安心する。
「今、地図のこの辺を歩いている」というのがわかっているのがいい。
特に、土地勘のない場所、そして、頭に地図がない状態で地下道に入るのはなんとなく不安だ。
「地図」と「現在地」
この両方が揃わないと落ち着かない。
迷った時でも「とにかく目的地はあっちの方だから、そっちに進んでみよう」というのは良い。
「確か、郵便局を右に曲がってすぐだと思っていたけど、その郵便局がないんだよね」というのは困る。
「その郵便局は駅からどの辺りだったの?」
「そんなのわからないよ」
「北?南?」
「そんな北とか南とか分からないし」
いつも東西南北を考えて移動している私としては、「地図と現在地」が頭の中に描けないと動けなくなる。
それじゃ人生はどうなんかな?って考えると、地図もなければ現在地もあやふやだ。
今まで歩いてきた軌跡だけはわかっているが、
それだってもう忘れてしまっている部分も多い。
今が人生のどの辺りを歩いていて、これから先どんな道を歩いていくのかさっぱり分からない。
聞くところによると、この道はもうかなりの部分まで歩いてきた可能性は高いらしい。
ゴールをどこに設定するかにもよるけど。
結婚式の時の叔父のスピーチによると、私は寿命は平均寿命の1/4も生きられるかどうかってことだったらしい。それがここまでなんとか生かせてもらえたのだから、もうそれに関しては何も不満はない。
「欲を言えば・・・」なんてセリフも言うまい。
人生においても、時々地下道を歩いている時がある。GPSも効かず、現在地も示されず、地図さえ表示されない。それでも歩かねばならぬ時があった。それでも「走れ!」と言われる時もあった。
「無茶言うなよ」と思いながらも、それが若さだなんて今から考えてもおかしい。
走れと言う方向が逆方向かもしれないのに。
昼間歩いていて、太陽や月が見えるとそれだけで落ち着く。そして遠くによく知った山のシルエットが見えたらそれだけで安心だ。
夜だったら、月や惑星、そして、ひとつでも星座がわかればそれでOK。
およその地図と現在地さえわかれば、また歩き出せる。
真っ暗闇でも手を引いてもらえれば歩き出せる。
ひとつの光だけでも歩き出せる。
わかります。
地下鉄を出ても方角を確認します。
一般人さん
おっしゃる通りです。地下鉄の出口が変わると、道路の向こう側だったりこっち側だったり。階段登って地上に出た時に「向こうでは右が東なのに、こっちでは右が西」。混乱します。
一番印象に残っている地下道は東京フォーラムから東京駅までの地下道。
観劇後、有楽町駅からJRに乗ろうとしましたが、『東京駅⇒』の案内を見つけ、
歩いていたら、「ここはどこ?大丈夫?」と不安になりました。
ひたすら歩き、見慣れないショッピング街まで来ると、
ワクワクするお店がいっぱいあり、いろいろ買い物(食品)。
やっと、東京駅改札口にたどりついたら、地下4階(?)らしく、、
山手線ホームにたどりつくまでがまたまた大変でした。
新しいショップ発見など、楽しかったけど、地下4階(?)とは恐ろしや。
次回からは有楽町駅から乗ります。
しんちゃんママさん
>地下4階
私はそもそも地下に「何階」っていう概念があまりないのかもしれません。「地下4階」というと頭が混乱します。ほぼ迷宮。
地下4階の「東京フォーラムから東京駅までの地下道」と聞いただけで怖気付きます。(T_T)
そこにワクワクするお店があると困りますねぇ。地上にはないの?って思っちゃう。(^_^)
まさしく、迷宮。
大地震があったら、助からないでしょうね。
>ワクワクするお店があると
⇒47都道府県それぞれの名物を具にしたおむすびを
売っていたお店があり、見るだけで楽しい楽しい。
徳島と???を買いました。
しんちゃんママさん
>47都道府県それぞれの名物を具にしたおむすびを売っていたお店
楽しそうなお店ですね! 故郷と今住んでいるとこと、何が入っているんだろう?って気になっちゃいます。(^_^)
なるほど…
Akiさん
私は東西南北で動くし、妻は「東西南北で言われてもわかんないよ」って言うし。
地下道は歩いていれば、いずれはどこかの地下鉄の駅にぶち当たるので(都内の場合)お店はあるし、時間があれば歩くのは好きです。地上の方がお天気でよいのですが、地上は限りなく広くてどこに行ってしまうかわかりません。
でも、コロナになってからは都内を歩いてませんね。
>いつも東西南北を考えて移動している私としては、「地図と現在地」が頭の中に描けないと動けなくなる。
主人もそんな感じなのか(あえて聞くと怖い)、二人で電車でお出掛けとなると、駅のホームで次の乗り換えのために乗る場所(電車の何両目に)を決めてくれるので助かります。私ひとりだといつも行き当たりばったりとなります。
私は方向音痴で、また東西南北を意識することができなくて、地下道を入ってしまうともう、地上のどこにあたるのか意識することはできなくてぼやっとここら当たりかなという感じです、確かにそれをちゃんとわかっていないと時間で戻れないわけですが。
だから、行き慣れた場所の地下道は平気ですが、たまに行く京都の地下道(ポルタでした?)とかは時間に余裕がないと歩くのが怖いです。
>妻は「東西南北で言われてもわかんないよ」って言うし。
それは同じ気持ちです。
アプリさん
知らない場所へ行く時は、あらかじめ地図をみて下調べしてから行きます。頭に地下街やその街の全体図のイメージを作っていきます。妻は方向音痴ですが、何も下調べなしで出かけて案の定毎回迷っています。私からみたら度胸があるなぁって思います。(^_^)
京都のポルタも最近やっと慣れてきましたが、それでもあそこは迷いやすいです。京都駅からポルタを通ってヨドバシカメラに行って、そこから再び地下道を通って線路をくぐり八条口から出てイオンモールまで行くなんて、いつもの山歩きよりも大変だぞって思ってしまいます。笑