鯖寿司は好きなのですが、買うとなかなか高価だったりします。それなら作っちゃえと思ってスーパーでお手頃な塩さばを買って作ってみました。
思う以上に簡単で美味しかったですので、ぜひお試しいただけたらと思います。

使用するのは「生サバ」ではなくて「塩サバ」です。
スーパーで「鯖寿司いけます」という塩サバがあれば一番いいのですが、そうでなくても大丈夫です。ノルウエー産の安い塩サバでもそれなりに美味しく出来ます。
まず塩サバの腹骨と小骨を丁寧に取り除きます。この作業が鯖寿司作りで一番面倒かもしれませんので、包丁と刺抜きなどを使って頑張ってください。
指の腹で触って骨を感じなくなったらいよいよ酢でシメます。と言っても、ただのお酢に漬けるだけです。米酢でも穀物酢でもそれこそ黒酢でも美味しいです。お好みで砂糖を少々入れる人もいますが、酢だけでも大丈夫です。
表裏どちらでもいいですが、まず酢に漬けて「15分」。そして「裏返して15分」、合計30分お酢に漬けます。
漬け終わったらそのサバをラップに包んで冷蔵庫へ入れて6時間待ちます。
最短で6時間です。
その間にご飯を炊きます。炊く時に1枚昆布をセットしたお米の上に置いてから炊いてください。より一層美味しくなります。
6時間以上経過して塩サバがシメサバになり、ご飯も炊けたら「酢飯」を作ります。
寿司酢を作るのも面倒なら「寿司酢」を買ってもいいですし、粉末の「すしの子」でも大丈夫です。規定量の寿司酢やすしの子で酢飯を作ってください。今回私は簡単にすしの子を使いました。1合のご飯で大さじ1のすしの子です。
いよいよさば寿司を作っていきます。
冷蔵庫から取り出したシメサバの縦半分に切れ込みを入れて少し開きます。
そこへ、ワサビ、白胡麻、千切りの大葉を置いて、おにぎりにした酢飯を乗せていって、鯖寿司の形にしていく。それを巻き簀(まきす)で巻いてギュッと力を入れる。たったそれだけ。これで完成です。
あとは濡らした包丁で切って食べるだけ。
いかがですか?思ったより簡単そうでしょ?
「生サバ」から作る場合は、寄生虫対策などそれなりに神経質にやらないといけない部分がありますが、塩サバで作れば比較的簡単に美味しく作ることができます。
まずは一度作ってみて、それから自分なりにアレンジして自分の鯖寿司が出来上がったら「お袋の味」「オヤジの鯖寿司」になっていくと思います。まずは試しに作ってみましょう!
最近作ったさば寿司の記事はこちら→「きずしに出来ます」前編
サバがふっくらしてて美味しそうです♪
ここ群馬東部では〆サバ(ぜんぜんふっくらしてませんがw)はありますが、
塩サバって売っているの見たことありません…
生サバは仰る通りスリリングです、群馬の生サバなんて特にw
酢飯に〆サバ乗せたら反則かな^^;
サバはやっぱ関西に限る!かな?
Akiさん、初コメント!ありがとうございます。
そちらでは塩サバって売っていませんか?!
こちらでは当たり前のようにズラリと並んでいるもんですから、どこでもそうなのかと思っていました。数年前にチラッと太田の「とりせん」に寄ったら、塩サバがあったので「あぁ、やっぱりどこにでもあるんだ」と思い込んでいました。塩鮭がどこにでもあるように塩サバもあるとは限らないんですね。こちらで売っているのもメインはノルウエー産です。たまに福井県産の肉厚のがあると最高なんです。私が「海なし県」でしか暮らしたことがないので、海沿いにお住まいの人にとっては「何言ってんの?」って感じかもしれませんね。(^_^;)
酢飯にシメサバのせても多分大丈夫じゃないのかな?でも、群馬で食べたシメサバのイメージは酢でシメすぎちゃっている感じもしますねぇ。
『とりせん』で見かけましたか!早速探してみます。
なんせ海なし県なので、子供のころから刺身っていうと、
思い浮かべるのはシメサバ!
海沿いの方が聞いたら群馬県人は気の毒になって思うでしょうけど、
サーモンとか苦手な知人もいるし、実際不憫なのかな…
海沿いで暮らしたことがないっていうのがかなり特異なのかもねぇ。淡水魚は当たり前に食べるし、イナゴや蜂の子もヘッチャラというのが特異かな。
面白いジビエ料理があると食べたくなるのは、住んでいた環境じゃなくて遺伝子的なものなのでしょうか?「面白い野菜があるんだけど食べてみる?」というのはあまり興味ないけど、この前も白木屋で「カンガルーのガーリック焼き」というのがメニューにあったので、もう迷わず真っ先に注文していました。(^_^)