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なんだかんだで人生飽きないように好奇心だけで生きてきたけど、こんなんでよかったのかなぁ?と言うブログ。

ひとりごと 出来事

墓参

投稿日:

 道路が空いていれば22分で到着するはずの墓所なのに、

 自動車道に入る入口を、なぜかこの日に限って2回も間違えて、

 高速道路に乗ったら大渋滞。

 下りてからも曲がる場所を間違えて、

 今日だけで3回もUターンした。

 そんな不思議な出来事が起こっても、無事に53分かかって到着出来たのはきっと、

 最初のタイミングだと悪いことが起こりそうだったから少しズラしてくれたのだと、

 そんな風にいつも解釈している。

 お線香やお花を持って六地蔵さんの前で手を合わせてから、

 こんもりとした、そこ自体が古墳ではないかと思うような小高い場所へ登っていく。

 登り切ったところに広がる広い空間が一族の墓所。

 

 なかなか自分の故郷の墓参が出来ずうしろめたい気持ちを抱えながら、ここへ訪れる。

 どうも私の中では、墓所というのはここ此岸にある「彼岸の支所」というか「窓口」であって、

 全国どこでも墓所へ行けば彼岸へアクセスできると都合よく理解している。

 妻方の墓所ではあるのだが、ここを通して自分の先祖さんへと繋いでもらう。

 なので、不思議とここへ来ると気持ちが落ち着く。

 

 管理小屋の壁には「掟(おきて)」と書かれた注意書きがあった。

 「ゴミは持ち帰るように」とか、ありきたりのことなのだが「掟」という文字にドキッとする。

 掃除を終えて、お線香を焚いて、静かに手を合わせて、道具を片付けて。

 ぐるりとひとまわり墓碑を見て回ったり、どの名字も同じなのだが、

 色々の時代の元号に思いを馳せる。

 古いところで「天保(1830~1844)」、続いて文久2年(1862)、元治2年(1865)が見つけられた。

 天保元年だとしても187年前。私の父の年齢の2倍くらいと思うと、それほど遠くに感じない。

 墓参りってなんだろう?

 ご先祖のためにという感じではあるが、私は「自分のため」としか思えない。

 残された者の気持ちを整えるためのような気がしてならない。

 日々の仏壇への声掛けや墓参での会話、法事でみんなが集まり賑やかに過ごすこと、どれだけそれで救われているかわからない。どれだけそれで寂しさや悲しみを紛らわせられているかわからない。

 道を間違ったお陰で、今年もハツミヨザクラを見ることが出来た。

 きっと導いてくれているのだろう。

-ひとりごと, 出来事

執筆者:


  1. Aki より:

    風情がありますね~

  2. より:

    初めてコメントさせていただきます
    「最初のタイミングだと悪いことが起こりそうだったから少しズラしてくれたのだと」と言う言葉 私もそういう風に解釈しています
    いつも守り導いてくれているのですよね

    • KURI より:

      楓さん
      コメントいただきありがとうございます!
      楓さんも同じように解釈されてらっしゃいますか!
      大切なモノが壊れてしまった時でも「身代わりになってくれた」と思うようにしております。
      受け止め方次第で物事ってガラリと姿を変えますよね。(^_^)

  3. 匿名 より:

    >最初のタイミングだと悪いことが起こりそうだったから少しズラしてくれたのだと
    ⇒楓様と同じく、そう思います。

    >小高い場所へ登っていく。
     ⇒千葉に改葬する前の、徳島のしんちゃんパパ実家のお墓に似ています。
      村の半分以上が同じ苗字なので、初めてお墓参りに行った時は???でした。

    しんちゃんママ実家の墓地にも、大きな墓石の他に江戸時代の墓石が6基あり、いろいろな元号があります。林に墓地あった頃(60年前)はたくさん墓石があった記憶がありますが、境内墓地に改葬する時、大きな墓石と6基を移したようです。

    • KURI より:

      しんちゃんママさん
      >村の半分以上が同じ苗字なので、初めてお墓参りに行った時は???でした。
       私も同じ感覚でした。
       日本での葬い方は星の数ほどあって、それぞれの地域にそれぞれの葬い方があります。葬儀の際にも、これってみんなどうしているんだろう?ってネットで調べてみても千差万別過ぎて正解なんてないんだなって感じました。大切なことでもある反面面倒なことでもあり、どこまでこの風習を残しておくべきか、次の世代へと送るかと悩むところです。

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