
「隣町まで歩いていく」ってことは、今まで暮らしたことがある街を思い起こしてみると、
「歩いて行ったことあったかな?」と思うばかり。
学生時代だったら自転車で行ったことはあるが、自分で車を運転するようになったら余程の事情がなければ歩いたり自転車で行くことはなかった。最寄りの駅が遠かった場所でもあったので、電車での移動もほぼなかった。
今回歩いたのは、大津から京都山科駅まで。JR大津駅からJR琵琶湖線に乗車すれば隣のJR山科駅まで1駅5分で190円。

それを歩いていくと、峠道を越えて1時間40分ほど歩いて、14,000歩ほど。
しかも、そのルートはほぼ2つの道しかない。
一つは、いわゆる国道1号線の東海道(大関越え)。昔ながらの「逢坂の関」を越えて、三条通りに入ってJR山科駅まで行ける。しかし、その道は車の往来が激しく、排気ガスや騒音も多く、歩道も狭い場所があるのであまり歩きたく道なのである。
となると、もう一つの道(小関越え)が気持ちいい。
1号線を歩く大関越えルートが下の地図の青い点線。
小関越えルートは、その上のグレーの線。

このどちらの道も、積雪が多いと峠道である車道は通行止めになる。そうなると、名神高速道路を使うしかない。今までにも、大雪のために京都方面からの交通が止まって陸の孤島になってしまったことが数回あった。
京都側がそんな感じであるが、東側はどうかというと、大津の街の東側には淀川(瀬田川)があり、昔ならそれを渡るには「瀬田の唐橋」しかなかったので、その橋を落とされたら全軍足止めを喰らうことになる。宇治まで山道を進まないといけなくなる。その先から京都に入るには、当時京都市の南部には巨椋池という大きな湖があったので、結果として太古の戦いは必然的に「瀬田唐橋の戦い」と「宇治の戦い」になった。
今でもGoogleマップで地図を見ながら、昔の戦いでの軍勢の配置や動かし方を見るのはとても楽しくワクワクする。
そんな小関越えは、年に何回も散歩がてら歩いている。元気があれば、山科を過ぎて京都東山の南禅寺まで行くこともある。そうするプラス1時間半ほど。帰路は電車で帰ってこられるので、安心してどこまででも歩いていけるのがいい。そこがまたこのルートの素晴らしいところだ。
今回も、ボソボソと呟きながら動画を撮影しながらの散歩。よければまたご覧ください。
山科では妻と待ち合わせして、昼ごはんはいつものトンカツ屋さんで消費したカロリーを補充しておきました。

どこまで歩いてもすぐ電車で帰れるのは便利ですよねー
この季節バイクで北に向かわないのはなぜか、最初から向かい風なのですぐめげるんですよねぇ、南に向かう分には追い風で走りやすくいくらでも走っちゃう、けど帰りは向かい風、でも帰らないわけにはいかないので頑張って走るしかない…
夏場は逆に北の山に行けば涼しいけど、最後の1時間近くは平野部で暑さとの闘い、良い季節ってなかなか無いですね
Akiさん
>どこまで歩いてもすぐ電車で帰れるのは便利ですよねー
そうなんですよ。ホント、これはありがたいことです。
>最初から向かい風なのですぐめげるんですよねぇ
バイクや自転車では、風や斜度は重要な要素ですよね。
>「良い季節」
こちらでは暑さや寒さで動けなくなることはほぼないので、良い季節はそこそこあるような気がします。そちらでの真夏の低山は確かにきついですよね。
>山科では妻と待ち合わせして
⇒いいなぁ、いいなぁ♡。
仲良しさんですね。
しんちゃんママさん
なんだかねぇ。ずっと一緒にいますね。(^_^)
一駅なのにそんなに離れているのですね。峠を越えるとか、関を越えるとかそれだけ聞いただけでも歩くのはたいへんだと思います。
うちのJRの最寄り駅は新木(我孫子方面)で隣の駅は布佐(成田方面)ですが、同じ190円で乗車時間は3分です。まあ、歩いても40分くらいです。国道を歩いて途中から住宅街を歩く感じです。
生まれた都内では私鉄で平気で一駅くらい歩いてましたが、JRの半分くらいの距離でした。
帰りには美味しいトンカツが待っていてよかったですね。
アプリさん
なんだかんだで鉄道は近くに駅があればありがたい存在ですよね。
この辺りのJRは1駅が長いです。山科駅から京都駅も同じく1駅5分で、間に東山を越えるトンネルがあります。
一方、最寄りの私鉄駅は。隣の駅まで乗車1分で170円。一駅だけだと高い感じですが、8駅乗っても170円。(^_^)