
子供には料理ができるようになって欲しいと
小さい頃から包丁を持たせたりしていたが
結局、何も作れる料理がないまま家を出ていった
そんな感じの家も多いと思う
我が家も同じ
今回のコロナ騒ぎでの自宅待機
家で昼夜逆転のダラダラ生活
こちらもイライラするばかりなので
思い切って家のことをやってもらうことにした
掃除・洗濯、そして料理

この際、ひとりで生きていけるように
最低限の家事を教えることにした
幸いだったのは、本人も昼夜逆転のダラダラ生活を
「このままじゃダメだ」と思っていたこと
思いの外、こちらの提案に乗ってきてくれた
翌日の朝から早起きして、洗濯物を干す
掃除して、昼ごはんの準備、そして後片付け
午後3時には洗濯物を取り込んで、たたんで収納
私たちが帰宅したら一緒に晩ご飯を作る
週末は一緒に食材を買いに行き
一緒に1週間分の常備菜を作る

ひとりで3人分作った焼きそばは、入れた水が多過ぎてベタつき、塩加減、ウスターソースの量が多かったのか、やや辛過ぎと言っていた。
それでも毎日毎日みるみると上達していく
本人も色々と作れるようになるのがうれしいようだ。
そして、近くに住む息子夫婦のところにお裾分けとして持っていくのが楽しみでもあるみたいだ。
教えるコツというのもよくわからないが、
自分に言い聞かせているのは、
- 最初から最後まで全て本人やらせる
- 下手でも「ちょっと貸して!」って取り上げない
- 「下手くそ!」「そんなことも知らないの?」「そんなことも出来ないの?」と言わない
- 失敗はいい勉強だと思わせる
- 何か自分なりのアレンジをさせる

大まかな手順を教えて
材料の切り方も最初だけ切って見せて
手順ごとにアドバイスすれば
上の写真の切り干し大根の煮物もこんなに上手に作ることが出来る
息子夫婦のところに「お裾分け」して
「すごいね!」「おいしかったよ」と言われると次への励みになる
その繰り返しで料理が楽しくなってくれればうれしい。

今がいいチャンス!
なんだぁ、料理ってそんなに難しくないだねって思ってくれたらうれしい
そして、料理に正解なんてないし
「美味しい」と思ったらそれでいい
失敗してもまた明日がある
これから毎日毎日
作って食べて、作って食べてを繰り返していくんだ
どうせなら美味しいもんを食べたい

家族に誰かひとりでも料理が上手な人がいたらラッキーだもんね
家族みんなが毎日おいしいものを食べられる
みんなを笑顔にできたら、これほどうれしいことはない
誰かの役に立てるってうれしいもん
毎日の「美味しかった、ご馳走様!」のために
