まだ会話もできない1歳数ヶ月の幼児。
大人のスマホを取り上げては画面に指を這わせて遊んでいる。
1歳頃までは、ただトントンと言う風に軽く叩くだけだったのが、
近頃は、「指先を画面にトンと置いてから上下左右にスライドさせる。」
大人のやり方をしっかり観察しているのだろう。
これをやられると、
「削除」が出来てしまう。
知らないところに電話をしてしまったり、
知らないところへ送ってはいけないものを送ってしまったり。
こんな小さい子用のアプリと言うのもすでにあって、
画面上に大きな木のイラストが表示されて、その木にはりんごやミカンがある。
その果実をタップすると派手な効果音と共に木から落下すると言う単純なゲームなのだが、
夢中になってやっている。
指使いも、もう大人さながら。

そのうちに、
言葉を話す前に、
文字を打ち込みそうで怖い。
今も、自分の気持ちをうまく言葉表せないもどかしさでイライラしているのがわかる。
「言葉」が先で、「文字」があとからだと思うが、
ある時、息子のメアドから息子らしくないメッセージが届きそうで怖い。