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「伊勢金比羅参宮日記」を含む歴史関係、映画鑑賞の記録、日々の料理レシピ、乾癬について、山歩き、生活の知恵、5人の子育てなど、多岐にわたる個人ブログです。

歴史 生活

微妙とは

投稿日:2020年4月3日 更新日:

「昨日紹介したあの人どうだった?」

「う〜ん、ビミョーかなぁ?なんかピンと来ないんだよねぇ。」

「微妙」と言う言葉は、マイナスイメージで使われることが多い。

昨日は三井寺を歩いた

 金堂から観音堂に向かう途中に「微妙寺」と言うお寺がある。

 御本尊は十一面観音。秘仏である。ふくよかなお顔に80cmちょっとと言う大きさ。とても人気で、参拝者がたくさん押し寄せたために、参拝者のかぶっていた笠が壊れてしまったことから「笠ぬげの観音さま」と呼ばれたらしい。

 現代もよく使う「微妙」と言う言葉。

 お寺の名前にもついているくらいだから、きっと仏教用語だろうなと思って調べてみた。

 まず「妙」だが、

 これは「南無妙法蓮華経」にもありますね。

「南無」は「帰依します」「信じます」

「妙法蓮華経」は「法華経」のことで、「この素晴らしい深淵微妙なる法」が法華経だ。

 出てきましたね「微妙」。

「ビミョウ」と読まずに「みみょう」と読みます。

 「微」と言うと、微生物、顕微鏡、微笑、微風など、「ちょっとだけ」とか「小さい」と言うようなイメージ。「微に入り細に入る(非常に細かい点まで及ぶ)」とも言う。

 「妙」が素晴らしいと言う意味なら、「ちょっといいかも?」程度?

 いや、「ビミョー」にはマイナスイメージが付くから、「ちょっと悪い」な意味で使っている。

 でも仏教での「深淵微妙(じんのんみみょう)」は、もっともっと深〜い意味なのです。

 仏さまの大いなる慈悲は深淵微妙なり。

 と書くと、それだけで「深淵微妙」の大きさがわかる。

 人間の言葉では表現できないほど、不思議で奥深いもの。

 仏教の教えや知恵、その素晴らしさを語る上での形容する言葉であり、

 衆生が想像できないほど不思議で奥深い至上の意味なのである。

 それが今や「イマイチ」とか「よくわからないけど、あまり好きじゃない」みたいな使われ方をされていることがちょっと悲しい。

 私も使ってしまっていたから、これからちょっと気をつけようっと。

 





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