こうやって毎日ブログを書いていて、
つくづく「世の中知らないことだらけだ」と思わされる。
忘れないようにと覚書のようにブログに書いていても、
以前の自分の文章を読み返して「ほおほお、そうなのか!」と、
まったく身についていない。
忘れてしまうようなことは、きっと覚えていなくても良いようなことであって、
知った時に「ヘェ〜」ってちょっとだけいい気分になる程度のことなんだろう。
少し知識が増えたような気がするのは、
ダイエットしてちょっと体重が減ったとか、
胴回りが減ったとか、 そういうちょっとした幸せくらいのものなんだと思ったりする。
でも、そういうちょっとした小さな幸せの積み重ねが人生なのかなって思うようになったのは、
自分の人生を振り返ることが多くなったからなのかもしれない。

振り返ることが多くなったのは、
子供たちが大きくなり社会に出て、自分が歩いて来た道とは違う道を歩き始めて、
その道と自分が歩いてきた道と少なからず比較しているのだろう。
時代背景が違うし、置かれた環境も違うから簡単に比較はできない。
どちらが良い悪いとかでなくて、 「変わったもんだなぁ」と思ってばかりいる。
自分の今までの処世術も大して役に立たず、
却って邪魔になることも多い。
自分の「当たり前」もまったく古めかしいものになり、
「普通は」なんていう言葉を発した途端に「言っちゃった!」って焦ったりする。
自分の親たちも私たち夫婦を見て、どこまで口を挟めばいいのかと戸惑っていただろう。
そんなことを考えるたびに、親の行動や言動が腑に落ちていく。
きっとみんなこんなことを次の世代も繰り返していくのだろう。