明日のことが心配で、前の晩から眠れなかったりするのは良くあること。
明日は明日の風が吹くから、明日のことは明日考えればいいと言われても、段取りだけは考えておかないと落ち着かないし、ある程度の下準備も必要だ。
そう思っていつもドキドキしながら生きてきた。
でも50年以上生きてきて、前日に心配した通りになったことは本当に数少ないし、想像以上に最悪になったケースよりも思ったより楽だったことの方が多いのも事実。
かといって、それほど心配しなくなったかというとそうでもなくて、今までちゃんと下準備して最悪のことも考えておいたから慌てずに出来たと思ってきた。

本当にそうなのだろうか?明日のことを何も心配せずに「どうにかなるだろう」と考えて日々気楽に生きるのと、心配してドキドキして不安の日々を過ごすのとどちらが幸せなのだろう?と考えてしまう。
なんだかんだで、日々笑って暮らしている方が幸せじゃないかと思ったりするが、それは側に日々不安になりながら下準備バッチリの人がいてくれるからそうしていられるおかげだったりもする。
不安な人は近くに笑っていてくれる人がいて欲しいと思うし、笑っている人もちゃんときっちりやってくれる人がいるから安心して笑っていられる。そんな相互関係が成り立っているような気もする。
そうやってそれぞれが気が付かぬうちに、もたれあいながら生きているのかもしれないなって思う。