長いこと日記を書いていると、
「あの頃の自分はこんなことを考えていたのか」と思うことが多い。
「いいこと言うじゃん」と思ったり、
「バカだなこいつ」と思ったり、
「そんなことで悩んでいたんだ」と思ったり。
そして、「この頃から全然進歩していないや」と思うことが多い。
これは本当に自分の文章なのか?と思うこともある。
ひとりで高揚して「素晴らしいものを見つけた!」と言うような浮かれた文章になっている。
きっと恋している時もそんな感じだったのだろうと想像できる。
心が高揚している時と言うのは要注意の時なのだな。
「これは大発見だ! もうこれ最高!」
こんな時は相当危ないのだろう。
騙されているとか、大きな勘違いしているとか。

人は歴史から学ぶ。
日記には自分の歴史の断片がいっぱい。
だけど、人には見せられたもんじゃない。
絶対に人に見せない日記と、見られてもいい日記と、
このブログと、
食べたもん記録するブログと、
万年筆で書いたり描いたりする日記。
それでも何も学習できていない。
と言う、気がする。