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映画「さよなら くちびる」

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「黄泉がえり」「どろろ」の塩田明彦監督が、小松菜奈と門脇麦をダブル主演に迎え、居場所を求める若者たちの恋と青春をオリジナル脚本で描いた音楽ロードムービー。インディーズ音楽シーンでにわかに話題を集めただけの2人組女性ユニット「ハルレオ」のハルとレオは、それぞれの道へ進むため解散を決める。2人はサポート役であるローディの青年シマとともに日本縦断の解散ツアーに出るが、レオはシマに、シマはハルに思いを寄せており、ハルもまたレオに友情を越えた感情を抱いていた。複雑な思いを胸に秘めながら、各地でステージを重ねていくハルレオだったが……。レオを小松、ハルを門脇、シマを「愛がなんだ」「ビブリア古書堂の事件手帖」の成田凌が演じる。「ハルレオ」が歌う主題歌プロデュースを秦基博、挿入歌の作詞・作曲をあいみょんと、それぞれ人気ミュージシャンが楽曲を手がけた。

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 正直、門脇麦ちゃんと小松菜奈ちゃんの歌はそれほど上手いもんじゃないのだが、なんとも味のあるユニットになっている。いつも側で世話を焼いている成田凌の演技が秀逸で魅せてくれる。

 小松菜奈ちゃんは演技がどんどん上手くなっていく。門脇麦ちゃんは最初から上手いという印象。成田凌くんはどのドラマや映画でもそれぞれの役をうまく演じていてすごいなと感心するばかり。

 この曲は誰が作ったのだろう?と思いながら観ていたが、なるほど「さよなら くちびる」が秦基博で、一番劇中で歌われていた「誰にだって訳がある」があいみょんだったか。どちらもシンプルでいい曲。

 ギターが全く弾けない状態から、「G」と「C」と「Em」を覚えて、そこからメロディーを口ずさんでいくシーンがなかなか好感を持てる。

 「歌わずにいられない」という気持ち。こんな時に「歌わないではいられない」「踊らずにいられる人が信じられない」という人もいる。みんなそれぞれそういう衝動というのがあるのだと思う。

 私は歌は上手に歌えないけど、そんな気持ちの時にはピアノやギターを弾く。そして、歩きに行く。

 何かそうやって吐き出す。「吐き出す」という表現が正しいのかどうか分からないが、どうにもならない心の中のモヤモヤを上手くどうにかして、スッキリしたいという欲求があるのだろうな。その術がある人はその都度それができる。それを仕事にしたらそれはそれで大変だろうけど。

 ある時に、ある感情が爆発して素晴らしいものが出来上がってしまっても、それを仕事として継続して出せるとは限らない。となると、芸術家って落ち着いた日常を過ごしていては何も出てこないんじゃないかと心配してしまう。

 敢えて自分を追い詰めることが人生なんて苦しすぎる。



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