
自分の別のブログを見たら、2009年に2回目の鑑賞をしていた。おそらく3回目の鑑賞。
観るごとに違った味わいがある。自分もいろいろなことを経験した蓄積を背負っての鑑賞だから違っても当然かもしれない。
もう一度観てみたいと思ったのは、岡田准一の「燃えよ剣」の立ち回りの所作を見て真田広之を思い出した。岡田くんの殺陣が美しくて感動したが、真田広之はどうだったかもう一度確認してみたくなったのだ。
この映画で清兵衛が果し合いをすることになり、その前に棒切れを持ち、それで素振りをするだけでその美しさに惚れた。
「燃えよ剣」での土方歳三が、長い棒で槍の如く自由自在に振り回すのを観て、美しいと思ったのと同じ感動をした。
最後の田中泯との殺陣も、とてもリアルでゾッとした。少し触れただけでも鋭く切れる真剣が宙を舞い、お互いに命がけで戦う姿が美しいとは思えない。素振りや基本の所作は美しいが、いざ真剣での戦いとなるとドロドロとして穢れたモノ同士のぶつかり合いという感じ。その対比がうまく描かれているような気がする。
やはり何度見ても感動できる映画だ。
また今回3度目を見て、宮沢りえの魅力に取り憑かれた。
いいなぁ、宮沢りえさん。
今もYouTubeで「ヨルタモリ」でのバーのママ役の宮沢りえを見ながら酒を飲むのが、幸せ過ぎる。