
吉川トリコの人気小説を大泉洋&麻生久美子の主演で映画化。未婚の母アキと中学生の娘ハツキ、アキが所属していたパンクバンドのメンバーだったヤグが織り成す、一風変わった家族の姿を描く。若い頃はパンクバンドのギタリストで、17歳の時にハツキを産んだアキと、しっかり者の娘ハツキ。性格こそ対照的だが親友のように仲良しな親子関係を築いていた2人のもとに、ある日、海外放浪の旅をしていた自由人ヤグが2年ぶりに戻ってくる。アキは昔からヤグのことが好きで、ヤグも自分の子どもではないハツキが生まれる前から、アキと暮らしていた。久々の3人の生活が始まったが、思春期のハツキはなぜかその状況にいらだってしまい……。物語の視点となるハツキ役は、「Seventeen」モデルや女優として活躍する三吉彩花。
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朝から映画館で大泉洋の「騙し絵の牙」を鑑賞して、夜も大泉洋の「グッモーエビアン!」と一日中大泉洋漬け。
三吉彩花が光り輝いていて、その友だち役の能年玲奈も天才的というくらいの目の離せない演技。もうこのふたりだけでも十分なところに、大泉洋が加わるのだからそりゃもうかぶりつきで観てしまった。麻生久美子の演技も好きだなぁ。ずっと見ていたくなる。
一見、大泉洋と麻生久美子のバカップルって感じだが、それがそれが人生の素晴らしさを教えてくれる。そして、最後は誰も死なないのに涙必至の話になっていく。
こういうのは邦画ならではってところがあるなぁ。ハズレも多いけど、当たるとなんだかうれしい。そんな映画。
名古屋弁が心地いいと思ったのも、この映画のいいところ。ネイティブな名古屋弁を知っている訳ではないが、友人が話していた名古屋弁よりも優しく聞こえたのは気のせいだったか。
ベタなギャグも、大泉洋がやるとどうしてスマートに聞こえるのだろう。不思議な俳優さんだ。