
「トゥモロー・ワールド」「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」のアルフォンソ・キュアロン監督が、宇宙空間に投げ出されてしまった宇宙飛行士たちの極限的状況を最新VFXと3D技術を駆使して描いたSFドラマ。スペースシャトルのメディカル・エンジニア、ストーン博士とベテラン宇宙飛行士のマットは、船外作業をしていたところで予想外の事故に遭い、宇宙空間に放り出されてしまう。空気も残りわずかで地球との交信手段も断たれ、たった1本のロープでつながっているだけの2人は、絶望的な状況の中から生還を目指すが……。ストーン博士役にサンドラ・ブロック、マット役にジョージ・クルーニー。撮影は「トゥモロー・ワールド」ほかキュアロン作品を多数担当する名匠エマニュエル・ルベツキ。脚本はキュアロン監督と、監督の息子ホナス・キュアロンによる。第86回アカデミー賞では、作品賞ほか同年度最多となる10部門にノミネート。監督、撮影、視覚効果、作曲など計7部門で受賞を果たした。
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2回目の鑑賞。1回目は末娘と一緒に観たのを覚えている。
その時の二人の感想は、「絶対に宇宙なんて行きたくない!」ってこと。
宇宙服がなければ生きられない場所になんて行きたくない。空気もなく、すごく熱いかすごく寒いか。完全なる「虚無」。宇宙とはこういう怖いところなんだよと教えてくれる映画だった気がする。
そんな大変な場所に一人放り出されて、そこから奇跡的な生還を果たしたということを描いているのだと思うが、宇宙の現実はこう言うことだよと言うのを教えてくれた映画のような気がする。
中世のヨーロッパ人が危険を顧みず大航海をしたように、命懸けで未知の宇宙に旅するのかもしれない。その宇宙船から見える地球は限りなく美しく、虚無の宇宙空間と、生命が満ちる地球との対比が素晴らしかった。水があること、空気があること、植物があること、暖かい日差しがあること、風があること、土があること。それを感じさせてくれる映画でもあった。
全体的に次から次へとトラブルが起きるハラハラドキドキの映画なのだが、宇宙は恐ろしいが地球は果てしなく美しく奇跡の塊のような生き物であると言うのを実感する映画。また観てみたい。
きっと10回くらい見返してるなー、よくできてる映画だよねー、中国が台頭してきているこの頃、なんかありそうなのが怖いけどね・・・
Akiさん、10回とはすごいですね〜。確かに何回も観たくなるのもわかります。よくできた映画です。