
第4回「このミステリーがすごい!」大賞に輝いた現役医師・海堂尊のベストセラー小説を「アヒルと鴨のコインロッカー」の中村義洋監督が映画化。難易度の高い心臓手術を連続26回成功させた医師集団“チーム・バチスタ”。そんな彼らが3回続けて手術に失敗、患者はいずれも死に至る。内部調査を引き受けた心療内科の医師・田口(竹内結子)は真相を究明できぬまま事故と結論づけようとするが、報告書に納得できない厚生労働省の役人・白鳥(阿部寛)は再調査に乗り出す。
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続編の「ジェネラルルージュの凱旋」を先に観てしまったが、まったく問題なかった。こちらも同じ雰囲気で同じレベルで楽しめる映画だった。
大病院の不定愁訴科にて患者さんの愚痴を聞く仕事の竹内結子が、その病院の花形である心臓外科での連続しての手術失敗の原因を調べる役を仰せつかってしまった。
不定愁訴科の医師竹内結子と看護師の野際陽子が、もう鬼籍に入っていることがなんとも寂しい限りだが、映画では生き生きとしていてとても癒される存在。
竹内結子の演技は、どの映画でも大好きだっただけに彼女の死は心から寂しく思った。
難易度の高い心臓バチスタ手術での死亡事故は、事故なのか?それとも殺人なのか?竹内結子がざっと調べた限りでは疑わしいところは見つからない。
そこで病院長から依頼を受けた?厚生労働省の役人である阿部寛が送り込まれる。
国のお役人ということで、偉そうな態度で横柄な阿部寛に辟易するが、鋭い視点で問題を解決していく。竹内結子と対照的な存在なだけにそのコンビが見ていて楽しい。
最後まで飽きることなく見ることができて、後味もいいエンターテイメントな映画に仕上がっている。続編があればまた観てみたい。