
たくさんの経験を積んで
たくさんの失敗と成功を繰り返し
その積み上げた経験のもと
咄嗟のトラブルが起こり
そこで、自分で反射的に判断した行動に対し
確信と自信があったとしても
周りから叩かれると
その自信も崩れ去り、不安の渦に陥ってしまう。
「あの時自分は最善を尽くした」
結果が最悪を免れたとしても、
それでは済まない時がある。
のちの検証から、こんな方法もあった
そちらの方がベストだったとなった時、
あの時の自分の行動は本当に正しかったのだろうか?
と、不安になる。
日常の仕事もそれの連続だ。
多くの場合は、不安に思っても
「あれでよかったんだと、自分は間違っていない」と
自分に言い聞かせることもできるが、
いざそれが裁判になったとして、
自分の知らないデータも出てきて、
その時に自分が体感した状況と全く違う状況になっていて、
いつの間にか自分が悪いことをしたことになっている。
そんな状況に追い込まれたら、自分が自分でいられるだろうか?
先日は再上映の「Fukushima50」を観た。

この映画も、
「俺たちは何か間違ったのか?」ということ。
突然の予想を遥かに超えた出来事に、
今までの経験を踏まえて最善を尽くしたはずが、
結果的には思わぬ方向へ行ってしまう。
これに対してその人たちを誰が責められるのだろうか?
一つの事象が起これば、
それをどの方向から検証するかによって、
何がベストだったのかは違ってくる。
それを踏まえて、人は人を、
起こってしまった事象を、
善悪と言う、なんとも不確実な概念で裁くことができるのだろうか?
いろいろと考えさせられる秀逸な作品たちだった。
ハドソン川の奇跡いい映画です、個人的に言わせていただくと問題は副操縦士役のアーロン・エッカートのヒゲでしょうか、この役者さんはバットマンシリーズでは悪役、他幸せのレシピではかっこいいシェフを演じたりあまりに化けすぎ、今回もいい役どころで出てますがあのマリオのような髭についつい目が行ってしまって、作品を真面目に見ることができませんでした…ヒゲ付けないでそのままで出てくれたら良かったのになー
覚えていますあの髭。マリオと聞いてなるほどと思いました。私はフレディ・マーキュリーのイメージでしたけど、確かに気になりました。実際の副機長さんがあのような髭をたくわえていたのでそうしたのでしょうけど、ちょっと違和感ありましよね。(^_^)