
極秘任務を遂行し、潜入者をあぶり出せ!ウクライナ政府軍と、独立を目指す親ロシア分離派の対立が激化!政府軍に潜入する裏切り者の正体をあぶり出す極秘ミッションを託された男が、危険地域の住民を守りながら孤軍奮闘する姿を大迫力の映像で描く戦闘アクション!!
↑こんなキャッチコピーで、こんな写真のポスターだったが、今ではあり得ない。
2014年のウクライナ内戦を、ウクライナの立場から描いた作品である。
村が破壊され、市民が虐殺されていくその経緯が描かれている。
それを誰がやっているのか?なぜやるのか?これは単純な構図ではない。
この映画はその犯人を探していくようなサスペンス的な要素が大きい。
この映画でも小さな村の村人が破壊され虐殺されるシーンが出てくる。そして、その犯人探しなのだがそれが現地にいても犯人の特定が難しい。
今回のウクライナのことが勃発する前にこの映画を観たなら、全く違う印象を受けたかもしれないが、現実の映画の中の出来事が日々のニュースで映像として流れてくると、ドキュメント映画のように見えてしまって心臓を鷲掴みされるような気持ちになってくる。
実際はどうなのか本当のところはわからない。実際に虐殺した人が誰なのかというのがわかっても、その命令を出したのが誰で、その命令は元を辿るとどこから出ていたのかというのもはっきりしなかったりする。政府軍、民兵、傭兵、外国人義勇兵やらロシア軍などがそれぞれの軍服で入り混じって誰が敵で誰が味方なのかもはっきりしない状況の中で、思い込みと偏見とが入り混じり、酒やドラッグで麻痺した状況で獣と化したヒトが殺し合う壮絶な場所になってしまっているのかもしれない。
この映画では、幼馴染みの男性二人の、ひとりがウクライナ政府軍、もう一人がロシア分離派。村人はロシアから支援を受けていて、テレビでもウクライナ政府はファシストだというプロパガンダを信じている。ある時、村人が乗る送迎バスが何者かによってロケット弾を撃ち込まれて全員殺されてしまう。ロケット弾を打つように命じたのはロシア分離派で「あの送迎バスは偽装であって、乗っているのはウクライナのファシストだ」と言ってロケット弾を打ち込むように命令する。結果はただの村人が乗る送迎バスだった。上司は「これはファシストがやったことにしろ」と偽装する。そして、そのロケット弾を打ち込んだのは、その村で生まれ育った幼なじみの男性の一人であった。その上、その犯人を探す役目はウクライナ政府軍のもう一人の幼なじみの男性で、村人からはファシストで裏切り者だと思われている男性だった。
もう何が本当で何が嘘なのかもよくわからない。プロパガンダというのは本当に恐ろしい。実際に日々日常的にテレビで映されている映像もすべて信じていいのかどうかも分からなくなる。
そんな衝撃的な映画だった。
真珠湾攻撃を行った時も、日本国中歓喜してましたよね、今のロシアも同じなのでしょう、怖い話です。
今回のウクライナ侵攻も先頭に立たされるのは、侵略されたてのウクライナ東部の親ロシア派やチェチェンと元ジョージアの部隊、敵の手に落ちるとそこの住人は真っ先に矢面に立たされるのは日本の戦国時代と一緒、ロシアに加担して後悔している人もたくさんいるんだろうな。
Akiさん
なんだか、悲しくてやりきれないです。
先週の日曜夕方のことは自分なりに解決しましたが、
このニュースになると、胃が痛くなります。
⇒W胃腸科で、薬をもらってきました。
だから、チャンネルをかえます。
しんちゃんママさん
個人が考えてもどうにもならないことはわかっているのに、考えては悲しくなってしまいます。