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映画

映画「ホテルローヤル」

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直木賞作家・桜木紫乃の書いた「ホテルローヤル」という短編集の映画化。

桜木紫乃の映画化は2作目で、前作は佐藤浩市と本田翼出演の「起終点駅 ターミナル」。

 

 今回の「ホテルローヤル」は自伝的な小説でもあるらしい。実際に著者が15歳の時に父親が「ホテルローヤル」というラブホテルを開業し、多感な時期に部屋の掃除などで家業を手伝っていたという経験から、男女の性行為については常に醒めた視線で描いているという特徴がある。

 ラブホ室内の煌びやかな異空間と、ホテルのスタッフルームのリアルな生活感のある現実との対比を見事に描き出していた。

 桜木紫乃が1965年生まれで同世代ということもあり、色々と共感できるところも多かった。

 ラブホも昭和感満載、登場するキャラクターもみんな愛すべきダメっぽい人が多い。理屈じゃなくて、なんとも人間っぽい感じが親しみが湧く。

 そんな生々しい田舎の愛すべき人々を、主役の波瑠ちゃん、松山ケンイチ、余貴美子、安田顕らが見事に演じている。

 それぞれのエピソードも、一つ一つがなんとも切なく、ジワジワと泣けてくるし、ジワジワと胸の奥で湧いてくるものがある。

 名作!というジャンルとは違う、「なんだかいい映画だったよね」と妻と言い合えるような映画。「いい時間を過ごせたな、帰りにちょっと一杯やってく?」って言いたくなる。

 ここのところ、波瑠ちゃんの映画やドラマをよく観る。だんだんと女優として好きになると同時に、この人はどんな女性なんだろう?って思えてくる不思議な人。

 クセになりそう。



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