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映画「マスター・オブ・ユニバース」

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 今はガランとした巨大ビルの大きなフロアにて、かつてドイツの投資銀行の第一線で活躍していた銀行マンへのインタビュー形式の映画。大変高評価であったので鑑はじめたものの、最初の30分が過ぎ、40分が過ぎ、50分が過ぎようとする頃まで、なんだか退屈でウトウトしてしまった。途中でもうやめようと思ったほどだ。もうレビューも書くのをやめようと思った。でもせっかく見たのだから何か書こうと思い、「専門用語も多くて理解しづらくて途中で寝そうになったほど退屈な映画だった」と書こうと文章を考えていたほどだった。

 しかし、後半の50分過ぎた頃からリーマンショックの話、ギリシャ危機に関して、EUのことなどを語り始めると俄然面白くなってきて身を乗り出すほどだった。あれほど眠かったのも嘘のように彼の話に集中していた。

 映像はずっと高層ビルを映したり、語り手の銀行マン本人だったり、空っぽになったビルのフロアだったりで代わり映えしないのだが、その話す内容がかなり刺激的で興味深かった。

 ドイツの銀行の第一線で活躍していたが、最後は辞職しており、現在は巨額の資産を持って働かずに暮らしているらしいが、見た目はそれほど幸せそうには見えなかった。

 この映画を見る直前に、YouTubeでホリエモンチャンネルにて堀江貴文氏のある動画を見ていた。「資産がない人は投資ではなく○○をしろ!そもそも君たちが投資したところで成功する確率はかなり低い」という話に納得していたところだった。今までカネを増やそうという考えはまったくないというのには驚かされた。カネを増やしてどうするの?どうしたいの?

 そのような動画を見た後での、この映画での金融の世界の虚しさを知ると、なんだかすべてが虚しく感じてきてしまう。好きなことをやる、ワクワクすることをやる、興味の湧くことを追求してみる。そんな風に生きていけたらいいなと思うが、何がそう出来ないように自分の心を縛り付けているのか。それが自分でもよくわからない。

 「やりたいならやればいいじゃん!」と言われて、すぐに出来ない理由を考えている。

 「でもさぁ・・・・」

 自分でも、自分はやりたいのか、やりたくないのかよくわからなくなって来る。何を恐れているのだろう?と。失敗したらどうしようってことなのか、どうせ上手くいきっこないと思うのか、失敗したら何か大きな負債を抱えるんじゃないかとか、やる前からそんな心配をしている。

 やっていて楽しければそれでいいんじゃないか?楽しいか、楽しくないかで決められたら一番いいのに、失敗するリスクの大きさでやることを決めるような雰囲気になっているのがなんだかその時点でダメなんだなって思う。

 人には思い切ってやってみたら?って平気で言うのに、自分ではダメダメなんだなぁ。みんなそうなんだろうけどね。

 そんなことを考えてしまった映画。後半だけ観ればいいのかというと、やっぱりそうでもなくて、退屈な前半があっての後半の面白さだと思うので、全部観ても1時間半ほどなので最初から最後まで見るのをお勧め。

 ただ前半で寝てしまって、目覚めたら終わっていたと言うことがないようにしないといけない。



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