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映画「マネー・ショート 華麗なる大逆転」

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金融トレーダーのマイケルは、住宅ローンを含む金融商品が債務不履行に陥る危険性を銀行家や政府に訴えるが、全く相手にされない。そこで「クレジット・デフォルト・スワップ」という金融取引でウォール街を出し抜く計画を立てる。そして08年、住宅ローンの破綻に端を発する市場崩壊の兆候が表れる。

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 リーマンショックのお話。サブプライムローンがいかにとんでもない証券であったか、そしてそれは薄々わかっていたのに今まで大丈夫だったんだから総崩れになるわけがないってみんな思ってしまっていたというのが怖い。

 いやこんなの絶対無理だって!という人が、それを空売りして暴落した時に大儲けするのだが、喜んでばかりはいられない。某落語には何十万人という人が住む家を失い、何万人という命までが失われることになるからだ。

 経済というのは、そういったみんなの幻想の上で成り立っていて、それが幻想だと気付いたら、あっという間に瓦解してしまうものだというのがわかる。

 日本の紙幣だって、考えてみればただの紙切れ。日本政府、日銀の信用あっての1万円札の価値なのだ。

 そんなことを専門用語は解説しつつ、見る側に「こんなことだったんだよ」って教えるように話は進む。それでもわかりにくい金融用語がポンポン出てくるので、小説だったら進んでは戻って、また迷ったら引き返して確認してってできるけど映画だと話がどんどん進む。

 あらかじめ金融用語を下調べした上で観た方が楽しめると思うが、まずは1回目はざっと観てしまって、その後に少し勉強してもう一度観てみるとより一層楽しめると思う。

 それに見合う映画であるのは間違いない。よくできた映画だと思う。



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