今ここから

なんだかんだで人生飽きないように好奇心だけで生きてきたけど、こんなんでよかったのかなぁ?と言うブログ。

映画

映画「ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像」 

投稿日:

 フィンランドの首都ヘルシンキで小さな美術店を営む72歳のオラヴィは、顧客リストは手書きで管理、領収書はタイプライターで発行するなど、いまだに古い商いを続けている老美術商。しかし最近はオンラインギャラリーの勢いにおされ、客足も遠のき資金繰りも悪化、店を畳む事も考え始めていた。そんなある日、美術商仲間に誘われ訪れたオークションハウスの下見会にて、彼は1枚の肖像画に目を奪われる。「男の肖像」と名付けられたその絵は署名もなく出所も不明で、仲間からも購入するにはリスクが高い絵画だと止められてしまう。だがこれまでの経験で価値ある作品と確信したオラヴィは、絵の背面に残された少ない情報を頼りに、2日後のオークションに向け調査を開始するのだが…。

 なかなか切ない映画だったが、後味は悪くない。

 絵画は好きだが、ビジネスとしては見たことがないのでどう言うことに例えたら理解できるのだろうかと思った。

 割安株を探すとか、これから大化けする俳優に投資するとか、 そういった先見目があると言うことなのだろうか?

 好みの絵を探すとか、欲しい絵が探すと言うのではなく、「安く買って高く売れるもの」というものだけであれば、あまり奥が深い話ではないが、この映画のように有名画家が描いたような風格があるのに、なぜサインがないのだろう?と言う謎を追求する面白さなのだろうか?

 長年やってきた画商と言う仕事を、時代の流れで閉店するにあたって、最後に大きな仕事がしてみたいと言う気持ちもわからなくなり。そこでたまたま出会ってしまったサインのない絵画。

 もしその絵が、買った値段よりも10倍の価値がありそうだと確信した時に、借金をしてでもそれを買うかどうか?

 でもきっと、そういうことをこの映画で描きたかったんじゃないのはわかるが、まだまだ自分がその世界を知らなさすぎて深いところまで、この主人公の老人の気持ちがよくわからない。

 それでも共感できない映画ではなく、しみじみ「いい映画だなぁ」って思う。

 俳優の演技も、どれもよかった。

-映画

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

映画「コリーニ事件」

 ドイツの現役弁護士作家フェルディナント・フォン・シーラッハの世界的ベストセラー小説を映画化した社会派サスペンス。新米弁護士カスパー・ライネンは、ある殺人事件の国選弁護人を担当することに。それは、ドイ …

映画「かそけきサンカヨウ」

 人気作家・窪美澄の同名短編小説を「愛がなんだ」「街の上で」の今泉力哉監督のメガホンで映画化。高校生の陽は、幼い頃に母の佐千代が家を出て、父の直とふたり暮らしをしていた。しかし、父が再婚し、義母となっ …

ドラマ「生きるとか死ぬとか父親とか」

 主人公・蒲原トキコ(吉田さん)は20年前に母を亡くし、今では父の蒲原哲也(國村さん)がたった一人の肉親だった。 破天荒な人生を歩み、自由奔放で愛嬌(あいきょう)のある70代の父、独身で勝ち気な40半 …

映画「解夏」

視力を失う難病に冒された青年と、彼に無償の愛を捧げる恋人の姿を描いたドラマ。監督は「船を降りたら彼女の島」の磯村一路で、さだまさしによる同名小説を基に磯村監督自ら脚色。撮影を「アンテナ」の柴主高秀が担 …

映画「ボクの妻と結婚してください。」

織田裕二の4年ぶりとなる映画主演作で、2014年に舞台化、15年にドラマ化もされた放送作家の樋口卓治による同名小説を映画化。数多くのレギュラーを抱え、忙しい毎日を送るバラエティ番組の放送作家・三村修治 …