
池田エライザが訳あり物件を浄化するオカルト女子を演じたファンタジー。新たな映像クリエイターの発掘を目的としたコンペティション「TSUTAYA CREATORS’PROGRAM FILM2015」で準グランプリに輝いたオリジナルストーリーを映画化。18歳で天涯孤独の身となってしまった八雲御子。そんな御子の前に叔父の雷土悟郎が現れ、住む場所とアルバイトを用意してくれることになった。そのアルバイトとは訳あり物件に住み、部屋の履歴を帳消しにする「ルームロンダリング」という仕事だった。このアルバイトを始めたことで、幽霊が見えるようになった御子は、幽霊と奇妙な共同生活を送り、彼らのお悩み解決に奔走させられる。そんな中で御子は失踪した母親と再会を果たすが……。池田が主人公の御子役を、オダギリジョーが叔父の悟朗役を演じるほか、伊藤健太郎、渋川清彦、光宗薫らが出演。片桐健滋と梅本竜矢のオリジナル脚本を、片桐が初長編監督作としてメガホンをとった。
映画.com
「ルームロンダリング」という単語も知らないまま見始めた。「マネーロンダリング」が汚いカネを浄化する意味なら、「ルームロンダリング」は、事故物件の部屋の履歴を消すために、一度そこに住まわせてから再度物件を貸すと言うことらしい。
事故物件に住まわせられた主人公の御子(池田エライザ)。入居当日にいきなりその部屋で自殺した人の幽霊が出てくる。そして、御子にはその幽霊が見えるという能力がある。
なんだか嫌な映画を選んじゃったなぁとちょっと後悔しながらも観続ける。オカルト映画かもしれないと思った。
その幽霊と少しずつ仲良くなって、どうして自殺したのかとか色々話していくうちに徐々に幽霊という感覚から離れていく。そうしているうちにまた別の部屋へ引っ越すことになり、次は殺人事件の起きた部屋。
そこには悔しさで成仏できない女性の霊がまだ佇んでいた。
観ているうちに、徐々に映画に引き込まれていく。池田エライザの独特の雰囲気と、その兄の役のオダギリジョーのこれまた独特な空気。飽きさせない登場人物も出てきて、なんとも不思議な映画。
結局、ルームロンダリングは、彼女が一度住むことで事故の履歴を消すという意味と、彼女が成仏できない霊のわだかまりを解いて成仏させてやるという療法も意味があったのだとわかる。
そして最後は、ハートがほっこりするように終わる。
あれ?これっていい映画だったのね?という感じで終わった。
なんとも不思議な面白い映画だった。
>ルームロンダリングは事故物件の部屋の履歴を消すために、一度そこに住まわせてから再度物件を貸す
⇒な~るほど・・・。
ほとんど、映画を観ないのですが、おもしろそう。
>幽霊と奇妙な共同生活を送り
⇒三谷大先生の『ステキな金縛り』も落武者の幽霊が・・・。
幽霊と仲良くなっちゃうところが似ていますね。
しんちゃんママさん
事故物件でそうやって履歴消去出来るんだぁって感心しました。
「ステキな金縛り」は楽しい映画でしたよね!大好き。