
前作で、フィラデルフィアのチンピラから、世界ヘビー級タイトル・マッチで、アメリカ中のヒーローとなったロッキーが、結婚、ジュニアの誕生などをへて、苦悩しながらも人間的に成長していく姿を描く。製作はアーウィン・ウィンクラーとロバート・チャートフ、監督・脚本はシルベスター・スタローン、撮影はビル・バトラー、音楽はビル・コンティ、編集はダンフォード・B・グリーン、美術はリチャード・バーガーが各々担当。出演はシルヴェスター・スタローン、タリア・シャイア、バート・ヤング、カール・ウエザース、バージェス・メレディス、トニー・バートン、ジョー・スピネル、レナード・ゲインズ、シルビア・ミールズ、バドカス・スタローンなど。
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前作の続きなのだが、これが本当に前作の終了間際の激しい試合からスタートして、そのまま試合終了後のシーンへと移っていく。これが本当の続編。
前回の試合では判定で負けてしまったものの、アメリカではヒーローになっていた。そこそこのお金をもらい、その後にCMの契約が入ったりして大金が入ってくるかもってことで、車を買ったり、時計を買ったり、新しい賃貸を契約したりと羽振りがいい。しかし、いざCMの撮影が始まるとロクにセリフも喋ることができず、CM契約はパーになってしまう。
中学までしか出ていないロッキーは、仕事を探そうにも事務職にもつけず、週契約の肉体労働しかなく、その仕事でさえクビになってしまう始末。そうこうしているうちにエイドリアンが妊娠する。
いよいよ金に困ることになり、挑発してくる前作の対戦者であるアポロと再試合を受けることになる。
しかし、エイドリアンはロッキーの体のことが心配で、再試合には反対。ロッキーは練習にも気合が入らない。疲労により、エイドリアンは早産してしまい、その上出産後に昏睡状態になってしまい、ロッキーも凹んでしまう。
やっと目が覚めたエイドリアンは、ロッキーに言う。「勝って」と。
そこからは一気に練習に身が入り、前回同様あれよあれよと機敏な動きになってきて、アポロとの再試合当日となる。
前作以上に殴り合いの試合になり、最後の最後に・・・。
教養もなく、体力しかないのに、右目をやられているのでその肉体労働でも役立たずの状態になり、もう自分にはボクシングしかないと言う気持ちになる。だが、目がよく見えないために相手の左のパンチが見えない。それを克服するための作戦を練る。
そんなアメリカンドリームを実感できて、こんな俺でもチャンピオンになれるんだぞと言う前回同様気分爽快な映画になっている。
このロッキー2も1〜2回観たつもりでいたのだが、やっぱりちゃんと観ていなかったかもしれないなぁ。
次のロッキー3も観てみよう。