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映画「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」

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 見始めて戸惑いばかりだった。

 え?何がどうなっているの?

 前作「破」から14年後の世界。シンジが上司の制止に従わず綾波レイを助けたことで、大変なことになってしまった。

 自分は自分の良心に従って行動しただけなのに、なぜこんなことになってしまったのだろう?この世界がこんな状況になってしまったのはすべて自分のあの行動によるものなのか?

 こんな風になってしまったのも全部自分のせいだと言う「鬱」独特の思考回路。自分さえいなければ、全部自分が悪い。自分は役立たず、迷惑かけるだけの存在。自分なんて死んでしまえばいい。

 そこからの反動が起きて、再び強い行動に出る。そんな心のうちを主人公と観ている自分とでシンクロさせながら時が進んでいく。

 最初の主人公と一緒に取り残された感を味わいつつ、自分なりの希望を見い出し、そこに向かっていく様は虚しささえ感じるが、これがエヴァの真髄。

 自分でもわからない心の奥の奥は、きっとこんな感じなのかと言うヒントを示してくれる。

 清々しさなどどこにもなく、どこまでも混沌とした世界。シンプルであり、複雑でもあり、表現の難しいところをなるほどこう表現するかと思わされる。

 これで観るのは3回目だろうか?

 それでもまだよくわからないことばかりだ。そして、来年すぐに全4作の4作目が公開されると言う。

 さてどのように収束させるのだろう?楽しみで仕方がない。

 



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