
内気でいつも自身のない男子校生(高杉真宇)が、改造された大版パノラマ写真機を手に入れたことから少しずつ前向きに積極的になっていく気持ちの良い青春ドラマ。
最初の数分間、結婚式の新婦控室で、新婦と主人公のシーンが「この二人はどういう関係?」ということで戸惑うが、その二人が従兄弟同士だというのがわかると一気にスッキリして、そのあとは一直線にゴールまで元気に突き進める映画。
最後も気分良く終わる。テンポも良く飽きさせない。出演者に関しても特に言うことがなく違和感を感じないところを見ると、素晴らしいのだろうなと思う。
登場人物も嫌な人間は出てこないし、みんな基本いい人だから、安心して観ていられる。
こう言う映画が爽やかでいいな。自分の高校大学時代の文化祭、大学祭を思い出させてくれた。それだけでも価値あり。