
韓国ドラマ「シグナル」を日本でリメイクし、2018年に放送された坂口健太郎主演の連続サスペンスドラマ「シグナル 長期未解決事件捜査班」の劇場版。謎の無線機が現在と過去の2人の刑事をつなぎ未解決事件を解決していく姿を描く。2021年、高速道路でのハイヤー暴走により、政府高官が交通事故死した。三枝ら長期未解決事件捜査班は、この事故が仕組まれた事件の可能性があると疑う。一方、2009年の東京でも政務官が相次いで交通事故死していた。警察が事故として考える中、大山は一連の事故の事件性を疑っていた。23時23分、つながるはずのない無線機がふたたび鳴り出した。三枝役の坂口、大山役の北村一輝、未解決事件捜査班長・桜井役の吉瀬美智子らドラマ版のキャストに加え、伊原剛志、鹿賀丈史、杉本哲太、奈緒、田中哲司らが顔をそろえる。監督は「探偵はBARにいる」「相棒 劇場版IV」の橋本一。
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坂口健太郎がカッコイイ。朝ドラ「おかえりモネ」や映画「余命10年」「劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん」で少し気の弱いが芯は強い青年役というイメージだったが、この映画ではかなりハードボイルドな役。
そして吉瀬美智子も美しくかっこいい。ドラマ「ブラッディ・マンディ」で知ったが、そのキャラと似たような感じのキャラであるが、見惚れてしまうくらいかっこいい。
「謎の無線機」というハンディーのトランシーバーのようなものは、ここぞという時に交信できるようになり、過去の刑事とやり取りができる。その過去と現在でリンクしながら過去を変えることで、現在も変わってくる。そんな不思議な話。
過去を変えると現在も変わり、そこでまた不都合が起きればまた過去を変える。そんな繰り返し。今まで見たその手の映画では、「過去は変えてはいけない」というものが多かったが、ここではお構いなし。勧善懲悪のわかりやすいヒーローものっぽい感じでやや薄っぺらさを感じてしまうが、それをそこまで考えさせずに、派手なアクションとでグイグイ引っ張っていく。十分暇つぶしになる映画で楽しかった。監督のうまさなのかな?