
「ストロボ・エッジ」「アオハライド」で人気の漫画家・咲坂伊緒による人気青春恋愛コミックを浜辺美波、北村匠海、福本莉子、赤楚衛二のキャストで実写映画化。恋愛には積極的で社交的だが不器用な性格の朱里。夢見がちで恋愛には消極的、自分に自信が持てない由奈。そして、朱里の義理の弟の理央と由奈の幼なじみの和臣。同じ学校に通う高校1年生の4人は同じマンションに暮らしていた。憧れ、片思い、ある秘密……4人の四者四様のさまざまな思いがすれ違いながら交差していく。「君の膵臓をたべたい」やアニメ「HELLO WORLD」でも共演してきた浜辺と北村が朱里役と理央役を務め、由奈役を福本、和臣役を赤楚がそれぞれ演じる。監督は「アオハライド」「フォルトゥナの瞳」など数々の青春・恋愛映画を手がける三木孝浩。
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私の大好きな「僕は明日昨日の君とデートする」の監督・三木孝浩氏の作品。青春恋愛映画の王道を突き進む1本。
浴衣を着ての縁日あり、下校時の急な雨に差し出される傘あり、文化祭での出来事あり、校舎の屋上で二人きりあり、長めの良い場所での二人きりあり、出会えそうで出会えないもどかしさあり、そんなこんなのてんこ盛り、全部のせの映画で大満足。
時代劇や演歌と同様、いつものパターンでちゃんと落とし所は落としてくれる安定の青春恋愛映画。
主役は「君の膵臓を食べたい」の二人。
浜辺美波さんは、上映後の挨拶で一度お目にかかったことがある。この世のものとは思えないくらい可愛いらしいお嬢さんであった。眩しいくらい光り輝いていらした。
この映画の中でもそれは一緒。美しすぎるほど光り輝いている。もうそれだけでいい。
赤楚(あかそ)衛二くんがいい味を出していた。この俳優さんあってのこの映画と言ってもいいくらい。
そして音楽は、これまた私の大好きな「伊藤ゴロー」氏。この映画のサントラはいつも部屋に流していたい。そんなピュアな心地よい音楽。浜辺美波さんによく似合う。
期待通りの青春恋愛映画の王道の映画だった。2時間飽きることなく楽しませてもらった。