
一応観ておこうかなという気持ちで鑑賞。
ちゃんとエンターテインメントになっているし、パンデミックとはこういう感じになるという目安にはなっているような気がする。
「ちょっと大袈裟じゃない?」というのは、今回のコロナ禍を体験して「いやいやあり得るかもよ」という気持ちの方が強い。
それより、「こんもんじゃ済まないかもよ」とさえ思う。
第一波が過ぎて、第二波が来ている今、覚悟しておかなければいけない現実かもしれない。
「自分だけは大丈夫」という気持ちはあったが、身近な人が感染した瞬間にガラリとそんな気持ちは吹っ飛ぶ。
「やばい」と思った時にはすでに遅いのだ。
「こんなのはあり得ない」「あの演出はおかしい」など、細かい突っ込みどころはあろうが、問題はそういうところではなく、さっきまで一緒に働いていた人が今目の前で死んでしまおうとしている。そういうことが起こるのだよということ。だからこそ佐藤浩市氏が、あのように最初の段階で死んでしまうというその演出が重要だったのだと思う。
それでもこれはちょっとという場面もあるので、星5つ満点で3.5かな。