
東日本大震災をテーマにしたある家族の物語。
海沿いの町で、漁師の夫と娘と息子と暮らしていた主人公(夏木マリ)。震災の津波で夫が流されて行方不明になり、息子も大怪我でオリンピックを目指していたが諦めた。娘はトラックの運転手と結婚して名古屋へ引っ越したが、自分だけ幸せになるのが怖くて以前のように笑えなくなっている。主人公である女性は、地元の高台にあるお金持ちの別荘を借りて民泊を始めて、海外からの客を受け入れて頑張って生きている。
子供たちはまだまだ震災の心の傷が言えずにいて、立ち直れていない。
そこに韓国から一人の青年が亡き父への手紙を持って訪れる。それをきっかけにして再び生きる希望を見つけて再出発していく。
夏木マリさん、佐津川愛美さん、堀井新太さん、みんな演技は素晴らしいと思ったのだが、なんだろうこの物足りなさは。
最後はしっかり泣かせてくれたのだが、あともうひと工夫でもっといい映画になる気がしてならない。何が悪いのかもよくわからないけど。
泣けたけど、もう一つ。
これは自分が東日本大震災を体験していないからなのかもしれない。