
「ハロウィン」「ニューヨーク1997」などで知られるジョン・カーペンター監督が、ハワード・ホークス製作の古典的名作「遊星よりの物体X」をリメイクしたSFホラー。極寒の南極観測基地という閉ざされた空間を舞台に、宇宙から飛来した生命体に襲われる観測隊員たちの恐怖を描いた。南極の大雪原。一匹の犬がアメリカの観測隊基地に現れるが、犬の正体は10万年前に宇宙から飛来し、氷の下で眠っていた生命体だった。生命体は接触した生物に同化する能力をもっており、次々と観測隊員に姿を変えていく。このままでは、およそ2万7000時間で地球上の全人類が同化されるということがわかり、基地は通信手段、交通手段を断って孤立。そんな状況下で、隊員たちは次第に相手が生命体に同化されているのではないかと疑心暗鬼に包まれていく。2018年10月にデジタルリマスター版でリバイバル公開。
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自分でも、とっくの昔に観ていたと思っていた。
でも、あらすじは知っているものの細かいところの記憶がまったくないし、結末もわからなかった。
それじゃ試しに観てみようと思った。
やっぱり観ていなかった。(と思う)。
(と思う)と書いたのも、今までにも再び観たものでも最後まで観終わっても
「本当にこれを観たのかなぁ?」と思う映画があったからだ。
この「遊星からの物体X」は間違いなく観たことなかった。
どうして観たつもりになっていたかと言うと、映画好きの友人と飲んで会話している時に、
「絶対この映画は観るべきだ!」と力説していたのだ。これこれこんな話で、どんなところがすごくて画期的なのかと、延々と語ってくれた。それだけ情報をもらったら、適当に自分で観た映画よりもなんだかやたらと詳しくなってしまうのだ。
今回観ていて、その友人が語っていたことを色々と思い出した。映画を観ていてもその友人の顔ばかりが思い浮かぶ。友人が物体Xなんじゃないかと言うくらいチラつく。
それくらいインパクトのある、当時としては画期的な映画だったのだろうと思う。今の時代見てもまったくその特撮っぷりが違和感ないのがすごい。デジタルリマスター版として復刻したのもわかる。
SFものとしては外せない一本なのは間違いないだろう。