
一見してごく普通の中年男が、世の中の理不尽に怒りを爆発させて大暴れし、やがて武装集団やマフィアを相手に激しい戦いを繰り広げる姿を描いた痛快ハードボイルドアクション。「ジョン・ウィック」の脚本家デレク・コルスタッドと製作デビッド・リーチが再タッグを組み、人気テレビシリーズ「ベター・コール・ソウル」の主人公ソウル・グッドマン役で知られるボブ・オデンカークが主演を務めた。郊外にある自宅と職場の金型工場を路線バスで往復するだけの単調な毎日を送っているハッチは、地味な見た目で目立った特徴もなく、仕事は過小評価され、家庭では妻に距離を置かれて息子から尊敬されることもない。世間から見ればどこにでもいる、ごく普通の男だった。そんなハッチの家にある日、強盗が押し入る。暴力を恐れたハッチは反撃することもできず、そのことで家族からさらに失望されてしまう。あまりの理不尽さに怒りが沸々とわいていくハッチは、路線バスで出会ったチンピラたちの挑発が引き金となり、ついに堪忍袋の緒が切れる。監督は「ハードコア」のイリヤ・ナイシュラー。共演に「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のクリストファー・ロイド、「ワンダーウーマン」のコニー・ニールセンほか。
映画.com
90分ほどの短い映画だったので観てみた。Amazonプライムでの評価星4つだったのでちょっと期待。
毎日、決まったルーティンで仕事と家と往復する中年男性。家に帰れば、すでに愛だの恋だのという仲ではない妻と、思春期の息子と、まだ可愛い小学生くらいの娘。単調な毎日なのだが、仕事にも家庭にも微妙な不満が少しずつ少しずつ積もっていく。それでも我慢して、我慢して大袈裟にすることなく日々を過ごしている。
ある夜、その家に男女二人組の強盗が入る。二人とも覆面をつけて女性は拳銃を持っていた。手練れた感じでなく強盗も慌てていてスキだらけ。息子が男の方に飛びかかり押さえつけ、女性の方が後ろを見せたところに主人公は後ろからゴルフのパターで殴りかかれる状態だったが、何故か息子に「手を離してやれ」という。息子は強盗に殴られて、強盗は少しの現金だけ持って逃げていった。息子は父親のことを腰抜けだと失望してしまう。
しかしこの父親、人知れず懸垂したりジョギングしたりと常に鍛えている。そんなシーンもちらちらと映していた。
ある時、夜の路線バスに乗ったときに、6人ほどの酔ったチンピラがバスに乗り込んできて乗客にちょっかいを出し始めた。日頃のイライラが爆発してしまって、主人公は大暴れする。しかも、かなり強い。いや、相当強い。腕の立つチンピラたちを次々と半殺しにしていく。
自身も怪我を受けながらも、チンピラをコテンパンにやっつけて帰宅するが、後日そのチンピラの中にはあるマフィアの弟がいたことがわかる。そして、そのマフィアとの大袈裟な戦いとなっていく。
主人公の父親は高齢で施設に入っているが、マフィアはそちらまで手を回そうとしていた。自宅にもグループで強力な武器を集めて襲い掛かってくる。それを一人で次から次へと撃退していく痛快さ。
派手なカーアクションや、勤め先の工場での仕掛けておいた罠や仲間とのハードアクションが、「ランボー」を思い描いてしまうほど、ハードボイルドアクションだった。
こんな映画とはつゆ知らず、思わぬ激しい乱闘シーンであったが、とても楽しめた。
高齢の父親役の俳優がどこかで見たな?誰だろう?って思ったら、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のドクこと、クリストファー・ロイドだったのが驚きだった。このクリストファー・ロイドがまたすごかったので、これもまた痛快であった。
流石、星4つ。楽しい映画だった。
去年の作品なんですね、見ようと思ったら課金対象でした、もうちょっと待ってようかな♪
Akiさん
去年の作品だったのですね。Amazonプライムでは無料でしたが、そちらでは課金対象でしたか。なかなか楽しめる映画でした。