
「映画館で映画を見るということ」
妻は、「家のテレビで映画を観ていても、様々な音が聞こえてきて映画に集中できないし、2時間ほどの時間をしっかり確保するのも難しい。大きな画面で大きな音声で映画の世界に集中するには映画館が一番。」という。
私も同感であるが、もし妻と一緒じゃなければ、ひとりでは映画館には行かないかもなぁとも思う。Amazonプライムで面白そうな映画がたくさん観ることが出来るし、自分の部屋の大きめのモニターで観れば外からの邪魔はある程度シャットアウトできる。
私にとっての映画館の魅力は、妻と感動を共有できて、一緒にトンカツを食べながら観てきた映画について会話することなのだろうなって思うのだ。だから、妻はひとりでも観たい映画は観にいく。「この映画はひとり観てきてもいい?」と聞いてくれる。私が興味なさそうな映画はひとりで観に行っている。
夫婦でも、映画館で映画を観る目的が違うのだから、きっとみんなそれぞれの映画館に対する想いがあるのだろうなと思う。

映画館の思い出で一番古いところの記憶は、上のポスターの「チキチキバンバン」である。主役のディック・バン・ダイクが大好きだった。テーマソングも大好きで、英語の歌詞はわからなかったが英語の音だけで覚えて最後まで歌えた。挿入歌である「お山の子守唄(Hushabye Mountain)」もそうだ。
こんなお父さんだったらいいのにと思った。子供を飽きさせず、いつも前向きに新しいことに挑戦しては失敗して、失敗してもまた立ち向かっていく。この映画のディック・バン・ダイクは私の理想の父親像だったのかもしれないなって、今ふとそう思った。
映画はいつも私の知らない夢の世界を見せてくれて、映画の面白さはもちろんだが、その映画を誰と観て感動を共感して、一緒に食事をして「あ〜楽しかった」という一連の快感の連鎖パターンなのだなって感じる。
そんな映画の楽しさの原点が、小さい頃のこの「チキチキバンバン」という映画であったことは、本当に幸いだったと思う。
チキチキバンバン懐かしい、日比谷のスカラ座で二人して見ましたね~、両親は別の映画を観に行ってたかな。
ディック・バン・ダイクってまだご存命、ちょっと前のナイト・ミュージアムに出てきたのには驚いた。メリーポピンズは直接見てないけど、『ウォーリー』の作品中に挿入されてました、4年前にも続編が作られて本人が躍っていたそうな、元気で何より。
Akiさん
>日比谷のスカラ座
そうだったのですね。両親が観たのはチャップリン の「モダンタイムス」だったかなぁ?「風林火山」も観た気がします。その2回くらいしか覚えてない。しかも、浅草かと思ってました。
ディック・バン・ダイクも96歳ですかぁ。クリント・イーストウッドと言い90代が活躍されるってなんとも凄すぎます。
>妻と感動を共有できて、
一緒にトンカツを食べながら観てきた映画について会話する
⇒すてきなことですね。
しんちゃんママさん
ありがとうございます。有名な曲の歌詞じゃないですけど「なんでもないようなことが、幸せだったと思う」ってことが、早めに気づけてよかったです。(^_^)
>風林火山
それは四万温泉に1週間ほど湯治中、中之条町に出てきて観ました。暇つぶしにバスにのって志賀草津道路で湯田中往復なんてやってました、当時はまだ未舗装だったかなぁ
Akiさん
あの映画は中之条でしたか!? てっきりあの映画も記憶の中では東京でした。記憶なんていい加減なもんだと実感しました。
>暇つぶしにバスにのって志賀草津道路で湯田中往復
記憶にあるような、ないような・・・。